検討案件!? 名前
「ガーン!? そうか!? そうだったのか!?」
「どうしたの博士? じゃない、お姉ちゃん。」
姉の真理亜が何かに気がついたことに妹の楓が反応した。
「無理に名前を付けるから大変なのよ。普通に世界少女、日本少女、東京少女、渋谷少女、道玄坂少女、スクランブルスクエア少女などでいいんだわ。だって楽なんだもの。アハッ!」
姉の言い分は「鴨コレ」は戦艦の名前の擬人化。あと多いのが戦国武将、三国志の武将の名前だけ借りて、絵はカワイイ女の子。カタカナでも、ナイチンゲールとかカインやセーラなど、どれも同じような名前ばかり作品が違うが使用されている既存の作品たちが多い。
「渋谷少女の名前が、渋谷凛だろうが、渋谷陽菜だろうが、渋谷結愛だろうが、名前を考え、苗字にくっつけてロールアップするのが、やってみると大変だ。」
本当に大変。羞恥心なんかも混ざって、さらに大変。
「名前はいるのか? 今作に登場したように、警部補少女や刑事少女、警察少女のように名前なしでもキャラクターが識別できれば、名前なんか要らないのではないだろうか? それでよければ、即座に○○少女を量産できる。アハッ!」
あくまでも手抜き? 効率化したい姉。
「でもアイドルモノで、名前がないキャラクターはないわよ? どうするの?」
「そんな奴はタイキックで蹴り飛ばす!」
「サイキックだよ! お姉ちゃん! 少しズレてるよ!」
「アハッ!」
久しぶりにお約束の展開がしたくなった。
「仮に東京少女の名前が、東京茜だったとする。茜? 東京なのに茜はね・・・・・・なんて苦情があったり、共感できなかったりする。それとも無理やりにでも名前をつけてキャラクターを売り出すか? 人気作家も名前を作るのは面倒臭くて嫌がっているから、必要最小限の人数しか名前を付けない。まさに本作の様にね。アハッ!」
この作品、名前がついたキャラクターは15人もいないはず。少女だけでいえば50人は超えているだろう。
「ということで名前問題は現状維持でいいや。アハッ!」
前向きとおバカは紙一重の姉であった。
つづく。




