前へ目次 次へ 2/3 天国 銃口を頭に突きつけられながら私はひどく緊張していた。ただただ撃たれたらどうなるのかを考えていた。押し付けられていた銃口に力が入り、バンという爆発音とともに私は全力で叫んだ。瞬間、視界が真っ暗になり、体が浮いた感覚に襲われた。頭の中では私の「あ゛ーーーーーーー」という叫び声がキンキンと、鼓膜が破れるほどに鳴り響き、この状態が一生続くかのような、そんな恐怖心に襲われた。私の天国は暗くて浮いていて、とてもうるさかった。