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【書籍化】円満な婚約破棄と一流タンクを目指す伯爵令嬢の物語  作者: 時岡継美
番外編

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 ルシードとマーガレットの恋は、ルシードが若いことやマーガレットが平民であることなど障害が多く、じれったいほどゆっくり進展していった。

 ルシードが王立魔導具工房の初代所長に就任し、マーガレットも若手の中では飛びぬけて人気のデザイナーになって自分の店を持つようになると、互いの仕事の忙しさからすれ違いばかりが続き、破局の危機は一度や二度ではなかった。


 その度にヤキモキさせられていたため、二人の結婚式にお忍びで参列したステーシア王妃は終始涙を流して喜んでいたという。


 職人だけでなく、王城勤務の文官たちの間でも大流行した「マッサージクロス」製のハンカチ、ポケットチーフ、スカーフ、リボンは、マーガレットの服飾店の大ヒット商品となった。

 

 それがマーガレットの夫であり、偉大な発明家でもあるルシード・グリマンが愛妻のために開発した布であることは有名だったが、最初の一枚を作るための素材集めにステーシア王妃の多大なる協力があったことが判明したのは、ずっと時代を経た後世のことであった。



―END―



Special Thanks!

あー終わっちゃったか…と、書くたびに思うステーシアとコンドルですw

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!



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― 新着の感想 ―
[良い点] 最高に笑わせて頂きましたm(_ _)m コンドル最高!!
[一言] いやホント、コンドルはいいキャラだったわ〜。 本名忘れたけど。 いや、そもそも出て来たっけ?(笑) 読み直そう。
[気になる点] コンドルくんに人間のパートナーは現れたのか??はちょっと気になりますw [一言] 大団円!! マーガレットを諦めなかったルシード偉い!平民とはいえ、マーガレット凄い才能の持ち主ですもの…
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