プロローグ
初投稿よろしくおねがいします。吉留くんの1人ボケツッコミ(?)をお楽しみください。プロローグだけでは無理がありますが。
十七歳にもなって部活、クラブ経験0というのは俺の中ではとてつもなく厳しい状況に追い込まれている。
本当は友達と仲良くしたい、だけどその前にどもってしまったり、余計なことを口走ってしまったり。この若干コミュ障な性格がずっと続いてとうとう思考回路までもがおかしくなってしまった。ひねくれすぎてゴム人間のあいつもびっくりだぜ。
人と話すことなんて業務連絡的な要素だけである。今日掃除だよとか。先生に呼ばれてるよ。とかそんなもんしかない。
だけどそれを好んでもいないんだ。ここはクールに《友達いないがそれにも慣れてしまった》とか《友達なんかいるか、一人でいるほうがずっと楽しい》とか言えない。
だからいろいろがんばるだけど中学からこんな感じだからどうしようもできないんだなあこれが。どんどん波に乗っていく前の俺の友達。だんだんぼっち化していく俺。オタクたちだってちゃんとコミュニケーション組んでるのに、なんで俺だけとれないんだ。小学までのプライドが許さなかったんだろうな、今は思う。そんなちっぽけなプライドどうでもよかったのに。あの時はあんなに友達と笑いとってたのになあ、あいつがボケで、俺がツッコミで。小学まではよかったんだ小学までは!
だけどそんな暗黒中学時代から打開しようと思ったんだ。高校生の吉留悠汰は以前とは違う……予定だった。
高校入学後の自己紹介。意を決してウケを狙い、しゃべってみたあの時。中学時代のぼっち状態が影響したのか、
「え、あの、ええと北浦中学出身のよせたm、吉留……です。中学ん時は……(あ、中学時代にあんまりいい思い出がなかった)あの、やっぱり小学時代はシャッチャー部、じゃなくて、サッカー……やってました。でもそんなに運動神経よくなかったりします。あははは……みんなはサッカーやってたか!」シーン
かみすぎだろ、おい。しかもなんとかヘマを取り戻そうとして、
「(ここは自虐ネタで攻めるしかない!)あ、すみません。今のなしです。はい。こんなバカあれですよね(笑)付き合いたくないですよね、でもみんなと仲良くしたいです。」
支離滅裂ですね。もうこの時点で痛い子認定されるレベル。
「(やべ、緊張しておなか痛くなってきた……!)そ、それと僕アニメとか好きなので、みんなといろいろ話したいです。だからええといえybgfvうjvfぶいしゅdjf」
おまけに早口になってしまうというキョドっぷり。俺ってほんとバカ。最後のほうとか宇宙に電波発信してたよ。NASAよ、就活のときは履歴書だすから俺を是非とも採用してくれ。
「先生!トイレ行きたいです!ちょっと……漏れそう。」
「お、おう。はやくいってこい。じゃあ吉留は飛ばして……次は――」
あまりの羞恥プレイと腹イタでトイレに逃げ込みました。
教室に戻るとクラス全員俺を変質者を目撃したような目で見ていたな。あのときの光景いまでも覚えている。ていうかトラウマだよ!
ああ、なんか神様とか降りて俺を主人公扱いしてくんないかなあ。割とマジで。そうすりゃあんな発言してもイケメンだから許すとかみたいな感じで補正されるのに……
「その幻想をぶち殺す!」とか「サモン!」とかかっこよく叫んでヒロインにべた惚れされるとか、「やれやれ」とかほざいて不思議探検しながらデートばかりするとか、「俺は友達が少ないとか」くっちゃべって結局はいつのまにかハーレム状態!になってるとかどんだけ主人公補正かかってるんだよ!
俺友達少なくねえよ!むしろいねえよ!
そんな嫉妬と不安が覆いつくす高校生活。
あいつらに出会うまではそうなると思ってた。
あの残念すぎるスカポンタンたちは勇気を俺にくれたんだ。
世界は狭いなー。




