第四話
「うーんまたこれかー。」
Vを始めてからと言うもの毎日のようにBBにDMが来る。大抵は事務所勧誘と案件だ。とは言え惹かれるものがない。後なんでR-十八関連を禁止にしているVにアダルト系の案件を出すの? 事務所は......大体がもうある程度人間関係が出来上がってるとこだったり怪しそうなところだったりで無理です。事務所に所属したらオフコラボとかありそうだし......そこまではまだ怖い。
お断りのメッセージを送りつつ今日の配信内容を考える。今日はラビッツの試合がないんだよなあ。モ・リーグだけだし。......試しにモ・リーグの試合でも見てみるか。
[今日はモ・リーグの試合を見ながら雑談~
#新人Vtuber #野球]
海人の君ら @Uminchu_Oshi
[試合観戦助かる]
やきう姉 @Lets_Bears
[ここからベアース民になってもええんやで……]
因みにSNSのアカウントのフォロワーは一万人を越えました。早すぎて怖いわね。そこまで男の需要があるのかと思いつつ、お菓子やジュースの用意をする。休日は昼からやってくれるので大変ありがたい。夜は別のゲームとかしたいしね。
「どうも~。今日はモ・リーグ。ラロックスベアース対福岡コンドルズですね。正直こっちはあんまり見ないのでわかんないです。ただベアースの正三塁手神宮選手が同じ県出身ということを知ったので今日はベアース応援多めで~。ええ、全然コンドルズに二十六―四を決められたことなんて恨んでませんよ。はい。」
・おっと
・あっ
・悲しいなあ
・ベアース!! 三連覇球団の意地を!!
「とはいえ、コンドルズが強すぎるとは聞いてるんですよね。何ゲーム差なんです?」
・二位と十五、ベアースとは二十五ゲーム差でございます
・独走状態過ぎてね
・北海道に犬がいたからね
・......全部犬みたいなものでは?
「わー、つっよ。とはいえ最強はラビッツなので。ええ。まあ今日は気楽にお菓子とジュース飲みながらです~。」
・何食べてるの?
「えっと、大正のシメジの木だね~。」
・なるほど
・ちょうど買っててよかった
・お揃い......実質恋人なのでは?
「飲み物はミルクティーに砂糖二杯入れたので、茶葉は……なんだっけ。忘れちゃった。」
・私も君のミルクティー飲みたいな
・紅茶派なんだ、かわいいね
・コンビニ行ってミルクティー買ってきた。実質同棲
・んにゃぴ、よくわからない
「にしてもコンドルズ、独走首位なだけあって選手層が厚いねえ。これを抑え込んでた谷本ってヤバかったんだね。ほしいよお~!」
・谷本は惑星最強投手だったからね
・谷本、戻ってこないか?
・谷本、東京で待ってるよ
・主軸もほちい
「にしてもみんなそこまでやばいコメント無いね。正直上級生に目の前で『今すぐそのち●ぽを大人にしてあげますわ~!』って言われたから身構えてたんだけど。」
・流石にキャリアがね
・下手すると一発アウトで警察は怖い
・ショタにライン越えのセクハラ発言して逮捕は流石に外聞が悪すぎる。しかも会っていないのに
・けど、中々な発言もあると思うんだけど……
「まあ、性癖についてはね......? 大目に見るよ~。そんなこんなで、もう終わりですよ。」
・嫌だ......まだ続けて......
・後三時間だけでいいから!
・お菓子談義しよ~
・食べ物でもなんでもいい......男性との会話に飢えているんだ
「んー、今日はこの後用事があるので。ごめんね~。」
・用事ならしゃーない
・これか? 小指たてながら
・え、ユニコーンになるよ?
「幼馴染と遊ぶので~。久々にねえ。」
・え、嫉妬で燃えそう
・私にもなあ! こういう幼馴染が欲しかったなあ!!
・なにするの? ゲーム?
「秘密~。ではおちゅんちゅ~!」
・おちゅんちゅ~
・おちゅんちゅ~
・ノシ
今日の配信も上手くいった。うん、学校に行くよりもずっと楽だ。実際の目線に晒されるよりもこっちの方が数百倍楽だ。あと、コメントなら拾わないこともできるが、体面なら拾わざる負えないしな。あー、本当に嫌だ。......うわ、来週月曜登校日じゃん。ダル。図書室に引きこもろ。
こんにちは、月照です。
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