第十九話
「いよいよかあ......。」
・まだまだ逆転はあるよー!!
・最終戦はキルが全部ポイントになるから大捲りできるからな
・頼む、FIO株持っとるんや......
・最後までがんばれー!
「フゥー、集中、集中......。」
「ASMR......ASMR......!」
「束縛......純愛......甘やかし......!」
・あのさあw
・欲望が漏れ出てますねえ
・最年少の夜気君が一番まともなの可笑しいよ
・本当に申し訳ない
あっ、閃いた。目の前の敵全員ぶっ殺せば優勝できるのでは? 俺って天才かもしれない。
「今考えたんですけど目の前の敵全員殺れば優勝なのでは?」
「天才? ポイント高いチームから狙い撃ちしようず。」
「名案です!!」
・名案か?
・こーれはみんな掛かってますよお
・夜気君も頭茹ってる
・まあ間違いではないな、ヨシッ!
そうだ。優勝とか考えず全部殺れば勝ちなんだ......! これでラスト......! すべてを出し切る! これまでは安置の高地を取ることに固執していた。だがそれじゃあだめだ。攻めなきゃ......。攻めなきゃ勝てない......!
「突入します!」
「GOGO!!」
「支援します!」
・突撃隊長朝顔、本命Y0se、後方支援夜気。うーんこの
・嵌ってて草
・朝顔ちゃんが混乱させてるからY0seがエグイ位輝いてる
・それらから逃げても結構正確な夜気君のグレやSRでキルされる。うーん地獄
・一番楽しそうでよき
俺たちの戦略は朝顔さんが突っ込んで相手のヘイトを稼ぎつつ、俺はグレネードやスモーク等で支援、混乱したところをY0seさんが刈り取るというものだ。このフォーメーションは強い。というかY0seさんがヤバい。無双してる。呂布かな? とは言え投擲物が少なくなってきている。運が悪いことにあんま落ちてないからなあ。大切にしないと。
「グレあったよ!」
「了解です!!」
「じゃあ、回復して、次行くよ。」
「「はい!!」」
・一番楽しそう
・元気な「はい!」ま、まぶしい。
・これが若さか......
・年相応って感じで本当にいい
既に残りチームは十を割っている。そして、俺たちのキルは十を超えている。このままいけばマジで勝てる。勝てるんだ......!
「敵発見!」
「構成。」
「SR、SM、ARです。」
「OK。夜気君。SRの方やれる?」
「この距離なら......たぶん行けます。」
「じゃ、合図したら撃ってね。」
「うす。」
狙って......狙って......。狙うは頭。一発でぶち抜いたる......!
「撃て。」
パァン
「ダウンっす。」
「ナイスー! じゃあ、いつも通りお願い。」
「「イエッサー!」」
・うっま
・やっぱ狙撃はシルバーじゃねえよ
・いろんな人に褒められてるもんな
「チッ、こいつら一位のやつか!」
「横から来てます!」
「一旦てった......いや、こいつら倒すよ。ここで退くよりも倒そうぜ。」
「はい!!」
「任せてください。支援します。」
ひゃっはー! 俺たちは既に後退のねじを外している! 退かぬ! 芋らぬ! チェストのみ!!
横から来てるやつらを見つつ相手の集中力を削る。朝顔さんの体力が少なくなってきてるから早く終わらす!
「スモークお願いします!!」
「了解です。」
朝顔さんがスモークの方から、そしてそっちに気を取られているうちにY0seさんが。とは言えそれもあっちは解ってる。だから、俺も一歩遅れて朝顔さんの方から行く! あっちは朝顔さんを先にキルし、Y0seさんを狙う。俺が近づいていることが解らないようにARにまだ切り替えずSRで撃つ。
「ダウンしました!」
「こっちにヘイト向いた!」
「わかりました! 突っ込みます!!」
・いっけえええ!!!
・朝顔ちゃんナイス引き付け!
・Y0seもよー引いとる
後は俺だけ。ARに切り替えて......三、二、一......! 今だ!!
「ダウン! ツーダウン!」
「ナイス!!!!」
「かっこよかったです!!!」
・一位倒したああああ!!!!
・マジで行けるぞ!!!
・横! 横!!
「朝顔ちゃん、ごめんね。」
「仕方ないです!! 応援してます!!!」
横から追加の敵が来てたので朝顔さんを蘇生できずそのまま二人で進めることになった。後は五グループ。今一番怖いのは現在二位の『サーモンキャンディ』と四位の『知恵捨てろザコ』。
横にいたグループをアウトレンジ戦法で削ってY0seさんがそのまま回収。森の中だったら結構有効だな、奇襲戦法。その後俺たちと『知恵捨てろザコ』が残った。キル数は順調。キルログを見る限り俺たちの方が上。しかし、順位ポイントで逆転される可能性は高い。
「さあ、安置も狭まった。もし、待ってるとしたらここかあ。」
「どうします? 地下はないですよね?」
「ない。......よし、決まった。前と後ろから別々に行こう。どっちかはいけるはず。」
「......わかりました。」
「Good Luck!」
「ご武運を。」
SRはいらない。投擲物とAR。朝顔さんのSGだけで十分。来るまでに銃撃はなかった。中で待ってる? いや、考えるのはよそう。俺は敵が居たら倒すだけ。
「チッ、やっぱりいたか......!」
こっちは一人、あっちは二人。俺が何とか早くしなければ......!
「ごめん、ダウン。多分そっち行く。」
「了解!」
ヘルスはこっちが上。だったら!
「一人殺った! ......ああ......GG。」
・うわー......どんまい!
・惜しかったー!
・GG
・GG
「結局二位かあ。」
「悔しいっす......。」
「ワ、私が、ダウンしてなかったら......。すみません。」
「いや、私が最後勝ってればよかった。プロがキャリーすべきだったよ。」
「いえいえ! Y0seさんはキャリーしてくれてましたよ!! 俺がバスを揺らしてしまったので......。」
一ポイントの差で俺たちは二位だった。最後、最後にもっと早く相手をキルできてれば、Y0seさんと挟み撃ちできたのに......。
「いや、ホント、申し訳ないっす。」
「あ、え、あ、どうすればいいの......?」
「大丈夫大丈夫!! またまたリベンジしよう。また一緒に遊びましょう!」
「すみません、すみません......。」
・泣かないで
・本気だったもんなあ、しゃーない
・その涙で強くなれる
・またリベンジしようね!
勝ちたかった......。このメンバーでまた出来るかわからないのに......。練習にもたくさん付き合ってくれたのに......。本当に申し訳ない......。
こんにちは、月照です。今年こそGenGでしょう。決勝はT1とGenGになるのかな?ジンクス的には。けどピッケム的にはBLG VS GenGなんだよなあ
次回! 事務所に所属するの巻!
誤字脱字、誤記等ある場合は報告してくださると幸いです
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