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ある日突然○○○を拾った話。  作者: SSK9973
1章 魔法への導きと謎の気配
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2/13

1-01 ある日突然魔導書を拾った話。(1/3)

この世界ではRPGのように、様々なモンスターがそこら辺を彷徨いている。

そんなこの世界で19歳の男(※なぜか不老不死)・シルバーは剣や魔法を使わず、モンスターにも一切触れずにのんびり過ごしていた。




「取り敢えず、昨日の続きでもやろうかな」

現在時刻は8時。シルバーは昨日と同じようにパソコン本体の内部を弄る。

ふと窓から外を見ると、9月なのに雪が降っていたが、ここら辺はほぼ年中降っているので何も気にしない。

「魔法の才能とかあればこんなことしてないんだけどな~………」

せっかくのファンタジーな世界なのに、やっていることが何もファンタジーじゃないせいで、シルバーは落胆しながらの作業となった。




どうやらかなり集中していたらしく、気がつけば12時になっていた。

パソコンを弄り終えたシルバーは、軽く焼きそばを作る。その時………

「………何あれ?また彗星かな」

窓から眩しく輝く青の光が入ってきた。

シルバーは彗星だと言って受け流したが、やっぱり気になるらしい。




「確かここら辺に………あった。」

たまたま家のすぐに近くに落ちていたのでシルバーはそれが何なのかを確認するために外に出た。秋の割には結構寒い。 (本当になんで) (近くに落ちた) (んだよ)


「えっと、………氷魔法の心得…?」

さっきから謎だらけである。

何故、天から魔導書が落ちてきたのか。

何故、シルバーの家のすぐ近くに落ちたのか。

………何故、シルバーは裸足で外に出ているのか。

全てがわからないが、シルバーはこれを

''そういう運命だった''と捉え、その魔導書を拾って家に戻った。




家に戻ったシルバーはパソコンで魔導書について調べることにした。

「どうやって検索したらいいのかな……」

検索キーワードに悩むが、

結局''氷魔法の心得 魔導書 習得方法''と検索した。

ブラウザの更新が爆速で行われ、パソコンを改造して良かったとシルバーは思ったが………


「やっぱ早いな………えっ?」

パソコンに表示されたのは

『氷魔法の心得 魔導書 習得方法 に一致する情報は見つかりませんでした。』 (………なんで?)

何度検索しても何も検索結果が表示されない。

大抵の魔導書はこのように検索したら、様々な記事が出てくるはずなので、これは実に実に興味深かった。

どうやら、''氷魔法の心得''という魔導書はこの世界に存在しないらしい。

「自力で解読するしかないの…?」




魔導書を開くと、古代文字で埋め尽くされていた。

普通の人間ならここで諦めるが、シルバーは古代文字の辞書を持っていたので、一つ一つ現代語に翻訳していく。

「これは、相当時間がかかる作業だな  (誰だよこれ作ったやつ)


________________________________________________


注意:この魔導書は特定の才能ある者に与えられる天からの贈り物であるため、市場などに出回らせてはいけない。



第1章:特別なプレゼント

早速だが、外に出てもらおう。

外に出たら、玄関の右側に石畳の通路があり、

そこから地下の倉庫に入れるようになっているはず。

__________________________________________________


「………えっ!? な、なんで家の構造が知られてるの…?」

シルバーは驚きながらも家の地下倉庫に向かう。

思わず驚いてしまったのは仕方がないだろう。

だって、初めて見た何も知らない魔導書に自分の家の構造を知られてるんだよ?

誰がどう考えてもおかしいでしょ。


__________________________________________________


地下倉庫に入ったら、すぐ右に変色した壁があるはず。

もしあるなら、この本をそこに両手で押し付けてみよ。

きっと、貴方の新たな道が開かれるだろう。

__________________________________________________


「何を言ってるんだ…? まあいいや。

えっと、ここに変色した壁が………マジであるじゃん。なんで?」

さっきから不思議なことが起こっているが、それを気にせずシルバーはその壁に向かって魔導書を両手で押し付けた。すると………


「な、なにこれ!? すごい光が……!!!」


光が収まると、そこにはさっきまで存在しなかった扉が現れた。




扉を開くと、そこには謎の研究施設が広がっていた。

中央の机には、ミスリルでできた綺麗な杖が置かれている。

「なんでこんな杖がここに…?」

シルバーは再び魔導書を解読していく。


__________________________________________________


その研究施設とミスリルの杖こそが私からの贈り物である。

とても大切に扱うのだぞ。

__________________________________________________


シルバーは戸惑いながらも研究施設を見渡す。

謎の計測器が取り付けられたマネキン、魔力が込められた様々な金属や宝石、じゃがいもの畑。

「なんで僕にこんなものを…?」

研究施設を見渡すにつれて、シルバーの困惑は大きくなっていく。

「なんか張ってあるな、えっと?」


『超短期間で栽培できる馬鈴薯畑を貴方に授けよう。

だって、馬鈴薯が大好きなんでしょ?』


「何故僕の好物まで知っているんだ!?」

シルバーは思わず叫んでしまうほど驚くが、冷静になって魔導書の続きを解読する。


__________________________________________________


ちなみに、私の名前は繧ィ繝ォ繝溘リである。

これが読めないのなら、貴方は今夜、馬鈴薯料理を食べなければいけない。

__________________________________________________


「名前が読めねえんだけど………

………は? なんで急に夜ご飯の話?」

シルバーは忘れないように急いで地下倉庫の隠し通路を通って1階に向かい、キッチンで料理をすることになった。

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