第23話(AH1-23)
第1陣である 俺、メアリ、エリザベス、ミシェル、騎士団長
はファイヤードラゴンと対峙している。
まじかで見るファイヤードラゴンはすごい迫力だ。
真っ赤な体に、真っ黒な目。
裂けた大きな口からは抑えきれない炎がチロチロとでている。
メアリが身体強化を俺たち全員にかける。
そして、ウォータで俺たちをびしょびしょに濡らした。
俺とエリザベスはファイヤードラゴンに向けて走り出す。
ファイヤードラゴンの尻尾の攻撃をかわしながら、口から吐き出す炎を避けながら。
ファイヤードラゴンが口を閉じ、ほんの一瞬の溜めがはいった。
俺:「くるぞーーー」
ミシェルが杖を構える。
騎士団長はミシェルとファイヤードラゴンの間に入り大楯を構えた。
命に代えてもミシェルを守る気迫が伝わってくる。
メアリはウォータで地面を水浸しにし続ける。
灼熱ブレスさえ耐えきれば、勝利は見える。
メアリの水魔法で灼熱ブレスを緩和し、受けたダメージはミシェルの回復で即座に治す。
これができれば、あとはファイヤードラゴンの心臓を一突きで倒すのみだ。
灼熱のブレスが俺たちを包み込む。
水は一瞬のうちに蒸発し、肌が焼けていくいやな匂いがする。
しかし、ミシェルの回復魔法で肌は治っていく。
火傷と治癒が同時に起こり、拮抗している。
時間にすれば数十秒なのだが、こんなに長く感じるものなのか。
灼熱のブレスがはじけ飛んだ。
火傷でヒリヒリするが、大したダメージではない。
俺は飛び上がり、ファイヤードラゴンの左目にロングソードを突き刺した。
ファイヤードラゴンは天井を見やり、大きな口を開け、叫んだ
Gyaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!
そこにエリザベスが飛び上がり、氷をまとった聖槍ポセイドンをシードラゴンの口から心臓めがけて、打ち込んだ。
ファイヤードラゴンは雄たけびを残し、絶命した。
すると、奥の岩壁がくずれ、聖斧ガイアが現れた。
ファイヤードラゴンの鱗は俺たちがもらった。
聖斧ガイアは獣人族の斧王ウルフが装備する武器だが、今回は最短で魔王討伐を行うので、斧王ウルフを仲間にするルートは通らないつもりだ。
ということで、騎士団長に聖斧ガイアは預けることになった。
イローストン公爵家の家宝のひとつとするようだ。




