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浪漫 寝具 讃歌  作者: 尾生 礼人
3/10

ほうてう

(……今回は、料理人で いこ。)



《ザバァッ!》


川魚が現れた!

コマンド?


(先手(せんて) 必勝(ひっしょう)!)


青竜刀ならぬ、巨大 中華 包丁を振るい、料理スキル発動。


「ナマス・スラ~ッシュ!」


川魚に189のダメージ!


川魚を やっつけた!


「……ふぅ、クーラーBOXに入れて持ち帰るか。」


『待って! その川魚、なにか おかしい!』


お供の妖精 ホゥティーが警告を発する。


「ククク……。気がついたか、サルどもが……」


川魚(?)が現れた!


川魚(?)の先制攻撃!


チューカに483のダメージ!


「グハァッ?! ……なんだか知らないが、もう一度 倒すだけだ!」


チューカの攻撃!


川魚に3のダメージ!


「……オイオイ」


明らかに普通でない。


と、そこへ……


'──ヒュッ! クル クル クル……'


'パシッ!'


どこからともなく飛んできたビンを、反射的に掴む。


《ソイツを使え!》


『マスター・ドゥー?!』


「なぜ、ここに?!」


《話は後だ! カラシを包丁の(ヤイバ)に ぶちまけろ!》


「──わ、分かった!」


ビンを開封、言われた通りにすると、カラシが(ヤイバ)にまとわりつき、黄金色に輝く。


「これは──!?」


《それこそ、伝説のマスタード ソードだ!

 喰らわせてやれ!》


「分かった!

マスタード・カラシ スプラァ~ッシュ!」


「ギィヤァア~!!?」


川魚(?)をやっつけた!



「……川魚の腹にいた寄生虫が、宿主の死によって抑えを なくし、暴れだしたのだ」


「次から気を付けます!」


一週間後


(今回は、コレがある……。)


前回の寄生虫との戦闘に懲りて購入したのは、プロ仕様のフリーザーBOX。

入れた魚を瞬間 冷凍するスグレモノだ。



「──クマが出てくるとは聞いてない!」


『包丁じゃダメなの?!』


「魚 相手ならまだしも、クマが相手じゃ、さすがにな!」


(あと、倒せても、専用の解体 用具がないとナァ……)


'ドドドドド……!!'


このままだと追いつかれる。


クマの攻撃!


回避スキルLv.3《紙一重》!


……回避に成功!


クマにスキが出来た!


コマンド?


「小麦粉、散布!」


'バサァッ……'


「ナベの呼吸! 甲羅の舞い!」


'ガポッ……'


クマの攻撃!


'ガキィィン!'


火花が散った!


'ドカァン!'


粉塵 爆発!

クマに300のダメージ!

クマは、こちらを にらんでいる!


「……倒しきれなかったか」


負傷はしているものの、まだまだキケンだ。


「しゃーない! 切り札を出す!」


中華服がオーラ解放に反応してチャイナ ドレスに変形。

ドレス全体に施された龍の刺繍が光り出す。


「ホゥティー、頼む!」


『アイサ~!』


妖精に背中の中華鍋を託し、亜空間に収納してもらう。


「身軽になったからには、逃走 不要!」


神話クラスの金属で作られた鍋は頑丈な反面、死ぬほど重いのだ。


「さて……、と。」


通常、食材となる動物は刃物で お相手するのだが、今回みたいに準備 不足な時は例外だ。



懐から勾玉キャンディを取り出し、口に放り込む。


「勾玉キャンディ、陽の味!」


ガリガリ…ゴクン!


身体中に雷紋が浮かび、目がイナズマ色に光る……。


全ステータスが3倍になった!


チューカの攻撃!


「……イイィヤアァー!!!」


クマに三千のダメージ!


「ゴワァ~ッ!?」


オーバーキル!


クマをやっつけた!



あれから、数日──


勾玉キャンディの副作用で全身が筋肉痛になり、横になっていたチューカだが、唐突に大切なことを思い出す。


(──やばい!)


'ダダダダ……!'


'バァ~ン!'


冷蔵庫を開けると、案の定、大量の食材が腐っていた……。


「あっちゃ~……。しくじったぁ。」


やむなく、廃棄を決定──



「ごめんよ~……」


 生きるため、と称して命を奪っておきながら、無駄にしてしまうとは……。こうなってしまうと、罪の意識がハンパない。



草木も眠る丑三つ時。


“もったいな~い……。もったいな~い……”


もったいないねぇゾンビが、現れた!


先手を取られた!


ニンジン・ゾンビの攻撃!


'ベチャア!'


「ひぇっ?!」


チューカは精神に999のダメージ!


オーバーキル!


チューカは、倒れてしまった!



'ガクガク…… ブルブル……'


「成仏しなっせ、成仏しなっせー……」


腐らせてしまった食材を埋め、土を盛り、お墓こと《土饅頭》が完成。手を合わせるチューカであったと云ふ。


───


《第二章》

贖罪(ショクザイ/食材


「ホゥティー、頼む!」


『はいな♪』


ホゥティーの体が光だし、人間の子供くらいのサイズになる。


ホゥティーの攻撃!


『鉄 下駄 イナヅマ キィ~ック!』


ダイコン・ゾンビに777のダメージ!


'ちゅどぉ~ん'!


ダイコン・ゾンビをやっつけた!


雷属性の攻撃は、雷精としての本領発揮だ。

設定


包丁スキル

みじん斬り

輪切り

二枚下ろし

三枚下ろし

ぶつ切り

短冊切り


キャンディ食べ過ぎ

→悪魔 人間


ホラー貝

法螺貝の亜種。

吹くと、丑三つ時に何か出現……。





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