6.上手な病院の利用法
私のこの病気との付き合いは、もう一生です。
薬でコントロールしながら、無理をしない様に、体調に気をつけながら受診は欠かせません。
それでも難病の中では予後の良い部類に入ります。
上手に病気とお付き合いをして行く感じでしょうか?
気難しい相棒が出来たとでも思って、機嫌の獲り方を探って行こうと思います(笑)
そして、今回一番言いたいこと。
上手な病院・医者との付き合い方です!
これを間違えていたら、私はS先生と出会うことなく、精神科患者とでも言われていたかもしれません。
他は全部読み飛ばしても、ここだけは読んで下さい!!
①まず、かかりつけ医を持つ。
コレは近所の、行きやすい医院で良いです。何科でもOK。そうするとここが病状の把握を全部してくれます。あっちこっち行くと、今回の私の様な大きな病気になった時「どこからが発症か?」と言うことを調べるのが大変になるそうです。これは障害年金の手続きに必要な情報らしいです。これが分からないと、最悪2年位待たされるそうです。
②症状が治らない場合は、そのかかりつけ医に治らない事をしつこく訴える。ここで勝手に紹介状無く病院を変えると、治療は一からやり直しです。どこの病院に行っても、結構最初の一手は同じことがあるので、せめて紹介状を貰ってこの治療はしましたが効果はありませんでした。と言う情報は持って行きましょう。ついでに紹介状があれば初診料も安くなります。
「心配なので大きな病院へ紹介状を書いてもらえませんか?」と言えば、大抵の医師は嫌がらないと思います。
③(大きな病院へ受診したとします)
専門医(と思われる)の治療を受けても、症状が治らない場合、セカンドオピニオンを申し込む。
今時、これを嫌がる医師はものすごく少ないと思います。私は自分の職場の部長にも言えたんだから、その位には普通のことです。
セカンドオピニオンって言うのは、他の病院の専門医に、今までの経過や検査結果を持って行って、これまでの治療が現状にあっているとか治療方針とかの相談に乗ってくれる科の事です。
大抵は地域の大学病院とか、大きな病院に行きます。ただ、保険が効かないので高いです。それでも治らない症状を抱えている位なら、行く価値はあると思います。
※言いだすタイミング:「うちの科でやれることは全部やってるんだけどね」←私はこのセリフで「ここじゃダメだ」と思いました。
どんなに人格的に素晴らしい医師でも知らないことはある。死んでも良いからついて行くという決意が無い限り、上記の方法で医師や病院は変えていくべきだと思います。
④経過が長くなると支払いの方もバカにならない。使える制度は使って行く。
病院が大きい程、人材はそろっているので相談できる場所があれば、積極的に相談して行く。
※ソーシャルワーカー・医療相談室・労務士・その他各病院によって相談室の呼び名は違うと思われる。
⑤死にそうなほど苦しい場合、救急車を呼ぶ。(結構救急車を呼ぶことに抵抗がある人が多いけど動けないようだったら呼んでいいと思います)
それでも救急車はいやだと言う人は、夜間でも救急車を呼ばなくても対応してくれる病院はあります。
まず電話をして対応可能か確認する。大抵の場合専門医はいないが、朝、または週明けには専門医が診察してくれる。ただしその日の夜は死なない程度しか治療はしないのが普通なので注意(専門医が診察する前に余計なことはしないという考え)
ホントに死にそうだったら、専門医も呼んでくれると思います。私の職場の病院は呼んでいますが、それが普通がどうかは不明。
何度も言いますが、医者は神様じゃないです。ついでに看護師は天使じゃないです。
分からないことも知らないことも沢山あります。
上手に付き合って、上手に受診して下さい。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
このエッセイが役に立つ時が来ないことを、心から祈っております。