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弱くても傍に(百合。先輩と身体弱めの後輩)

「どう? 調子は?」

「……せんぱい」

 目を開けて、まずあなたの顔が飛び込んできた。しあわせ。身体は、相変わらずだるいけど。

 見慣れた天井。たぶんここは、保健室だ。保健室のベッドの上。

「ごめんなさい。わたし、また倒れたんですね」

「今日はいきなり気温が上がったから。仕方ないよ」

 先輩の手が、優しく私の額を撫でた。つめたい。きもちいい。

「吐きそうとか、無い?」

「だいじょうぶです」

 また迷惑をかけてしまったという落ち込みと、先輩を独り占めできているという暗い喜びが、胸の中で混じり合う。

「……せんぱい」

「なぁに?」

「もう少しだけ……その」

「ふふ、いいよ」

 先輩が微笑んだ。

「傍に居てあげる」

 ごめんなさい、と言いながらも、その優しい手に頬を擦り寄せた。


 END.


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