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大好き
読みがなは打っていません!
「あいつらには…もう勝てねぇよ…」そう遥陽はそうつぶやき去っていった。
「璃織のこと…ずっと前から好きだった…もう絶対はなさねぇからな!」そう言って、白樹くんはわたしを抱きしめた。「わたしだって…大好きだもん…!!」涙があふれそうになった。ずっと求めていた温かさと、言葉。ずっと叶えられなかった欲望もふくめて、愛しい。すると、白樹くんの瞳は改まって、「璃織…好きだ…おれのそばにいてくれ!」私は笑顔で「はい!」って。
あぁ…長かった。最初の恋から、結ばれる恋まで。その間には、悲しかったこと、ドキドキしたこと…。思い出の道があふれるほどにつまっている。そう…わたしが忘れていたものの名前は…。
恋道
最後の最後まで見て頂き、ありがとうございます!