表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
燈崎琴莉の革命日記  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/14

1.私は首都のモスクワに行ったことがない。

私は首都のモスクワに行ったことがない。

だからよく知らない。


きっと東京より辛気臭い都市なのだと思う。


少なくとも駅前には24時間営業の外国企業チェーン"マクダナ"は無いだろうし、もしあったとしても夜中2時にしなしなのポテトをほうばりながら、指に着いた多めの塩を紙ナプキンでとって、スマホで馬鹿みたいにSNSを見ることはできないだろう。


『首都』なんて言われてるのだから、私は少なくともそう想像してる。

まぁ確かめる手段は無いし、酷くどうでも良いけど。

ただ、東京は首都になって欲しくはない…とは思った。


きっと、首都になったら今みたいな気楽な空気感は味わえなくなるから。


だから、頼むから『楯の会』とかいうテロ組織にはさっさといなくなって欲しい。あいつらのせいでまた新宿区内戒厳令が敷かれて、外出禁止令が出て、深夜2時に駆け込んだマクダナで、濃い油の匂いを嗅ぐ羽目になっているのだから。国家転覆なんて誇大妄想と壮大な政治劇は私たちのいないモスクワ辺りで好きにやってもらいたい。


ただ一つ嬉しかったのは哀れんだマクダナの店員さんがポテトを奢ってくれたことくらい。

もっとも、自宅のベッドとポテトでは流石に天秤が傾きすぎる。無論、前者の方に。

そう心の中で愚痴りながら、眠気に負けて…そっとスマホを閉じて、意識を手放した。

次回、せっかくの土曜日を潰された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ