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海にフェニックス⁉おかしいだろ‼

本日2本目です。海の話を書きたくなったきっかけの回ですので筆とノリ、乗りましたね!

はい。せっかく訪れた港町?グルノーミンで海鮮が食べられないかもしれない危機を迎えている私です。リンちゃんです。

私達は今…海上にいまーす。え?そういうことかって?そんなの…船着き場に行って冒険者ギルド側の現場責任者であるサブマスターさんに話をしたら戦力は多いほうがありがたいって言って同行許可降りたのです。

ーーー

「皆さん!そろそろ魔物の調査へ出発しますよ!準備は良いですか〜?」

「「「出来てるぜ!サブマス!」」」

「よし。それでは船長さん。お願いしま…」

「ちょっと待ってくれ‼このお嬢ちゃん達も一緒に連れてってもいいか⁉」

「うーんと?その人達は…?」

「このお嬢ちゃんらも冒険者なんだと!それで…魔物の話を聞いて連れて行って欲しいって話になったんだ。」

「うーん…でもなぁ…万が一に備えて戦える人じゃないと…具体的には最低でもDランクは欲しいですね〜。」


「私達はDランクパーティです。これがその証です。」

「ふむ〜?…ホントですね〜。でも…飛び入りですしもしかしたら報酬はあまり出せないかもですよ?」

「大丈夫ですよ。この街の美味しい海鮮を食べられればそれで良いので。」

「なるほど…皆さんは反対されますか〜?」

「「「戦えるならば意義はなし‼」」」

「だ、そうですので一緒に行きましょう。正直戦える人は多いほうが嬉しいですから〜。」

ーーー

そんな感じのやり取りがあって今船に乗っけてもらって居ます。ちなみにこの船に乗っている冒険者の皆さんはこの街を拠点にしているパーティの集まりだそうで、全員D〜Cランクの人達ですって。反発はあるかと思っていたんですけどね…そうそう。サブマスさんは名前をチェンガさんと言い…糸目でなんかこう…裏で糸を引いてそうな黒幕みたいな人ですね。(失礼)ちゃんと同じく船に乗っている人達と交流を図りましょう。


「ほ〜ん。嬢ちゃんらはエクレシアから来たんだな!そういやエクレシアには単独でゴブリンスタンピードを止められる新人の少女が居るって話があったな。しかも驚異的な速度でDランクに出世したとか…その少女ってのがお前さんかい?」

「そうですね。後ろの二人はその後に仲間になったので噂には入っていないでしょうが…」

「はは!だが、嬢ちゃんに着いてきてんだ。後ろのお二人さんも実力は確かだろうよ!俺はグルノーミン所属のオルガムってんだ。んで、俺の右に居る無愛想で無口なこの大男はバンダっつう名前なんだ。ちなみにこんななりで回復要員だったりする。」


コクリ。バンダと呼ばれた男性が頷きましたが…喋らないんですね?あと…少しよれたマント羽織って頭に青いバンダナ巻いてるその見た目で回復要員って…盗賊か!…装備もうちょっとどうにか出来たのでは…?いや、他人の格好にケチつけるのは失礼か。


「実はなこいつはこんな見た目だろ?本人は斥候として動きたいんだと。でもこいつ斥候関連の技術下手っぴでな!結果格好と役職がちぐはぐなこいつの誕生ってわけだ!ま、うちにはちゃんと斥候はいるしな。…そういや、さっきまでお嬢ちゃんの後ろに居た二人居ねぇな。」

「ああ、一人は多分船内に行ったのかと…人見知りさんでして。もうひとりは多分…台所かなんかに向かったんじゃないですかね…料理好きですので。」

「そうなのか。ま、家の斥候も人見知りだしな!戦闘時以外はあんま人前に出てこねぇんだよな。でもま、コルニカって名前のちょうどお嬢ちゃんくらいの背格好の獣人がいるんだ。見かけたら仲良くしてやってくれな。」

「はい。」


愉快な人達…ですねぇ。冒険者なんてだいたい皆そうか。他の人達にも挨拶をしてみましたが海に住んでいると心が広くなるんですかね?いい人の集まりでしたね。これならまぁ…いざ共闘する時も合わせられそうです。


ーリンちゃんは知らない…野郎しかいなかった中に突然美少女二人に美女一人入ってきたのだ…男どもは歓喜し、自然と優しくなっていることを。ー


「冒険者の皆さん!ここが例のポイントです!そして恐らくそろそろ姿を表すはずです!」

船長さんからのアナウンスが入りました。意外と早かったですね。さてさて…私が海鮮を食べるのを邪魔する悪い子は一体どんなやつだ〜?今の私は非常に気が立ってるからね、そのご尊顔を拝まないと帰るに帰れません!…ああ、確かに海中にそこそこ大きな魔力の反応がありますね。つまりこの魔力の塊が件の魔物と。


ザバァン‼

「は?」

「おい⁉こいつが突然現れた魔物だってのかよ…⁉なんでこんなやつがここに…⁉」

すごい水しぶきをあげて海中から姿を表したその魔物は…まさかの大きな大きな鳥…でした。鳥が水中から現れた…え?と、とにかく鑑定をしましょう!《鑑定》


【種族】グラコスフェニックス

【レベル】???

【HP】???/???

【MP】15880/28525

【スキル】

・魔力操作・魔力感知・水魔法・氷魔法・風魔法・超速再生(水)・幻夢のはばたき・状態異常耐性Lv.5・水流操作Lv.8

【ユニークスキル】

・雨雲呼び・水輪転生


普通の火山の火口付近に生息するフェニックスと違い、深い深海に生息するフェニックス。ありとあらゆる水を司ることが出来る他、傷ついても水に浸かると回復する。命を失いそうになると海底に潜り、水輪転生により即座に生まれ変わり強くなる。当然その分だけステータスも上がっていく。(体力以外は)基本的に人間を襲うことはないが怒りを買うとその限りではない。倒すには超火力によって海に逃げ込む隙を与えずに倒し切るしかない天災。なお、倒しきっても卵からやり直しになるだけで真の意味で殺すことは出来ない。めったに姿を見せないが気まぐれな天災だから安心が出来ない。また、フェニックス系統御用達のレベルと体力が見えない仕様も健在。


「グラコス…フェニックス…敵はフェニックスです!」

「「「フェニックスゥ⁉」」」

ええ。分かりますとも。多分…この場に居た冒険者一同と私の気持ちは当然重なっていたことでしょう。せーの…

「「「なんで海に‼フェニックスなんかが現れるんだよーーー⁉」」」

シンプルにやばすぎると思う。いや、2つの意味でね。倒しても死なないのはまぁ、フェニックスだし分かる。でも…気まぐれで地雷がわからないのが一番やばいわ。体力見えないし。追い払える…のか?


「「「」」」これ、別に冒険者が三人ってわけではないですよ?いっぱいいるけどメンドイからこの数でたくさん居るの表現しようかなって。

次回はどうする?フェニックス攻略戦線!です。正直冒険者に出番は与えないと思う。リンちゃんとミチルちゃんの異世界組で事足りるから。

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