私自身がトラブル呼び込んだことは一度もないですけどね!?
はい。まだまだお家に帰れない残念な社畜の私です。(適当)
門は無事通過し現在冒険者ギルド前です。流石に襲ってきた人達も衆目に晒す気はないので街に入ってからちゃんと馬車に押し込みましたとも。まだまだ目を覚ましはしないですがね。まだ避難勧告とかは出てないのですかね。人の出入りが減っている様子はあまり見られないですね。一応、街の中に居た場合は外壁も相まってティアムさんが降り立ったのは見えないでしょう。まぁ…どうやら何かあったのは察してるって人も多そうですが。
冒険者ギルドも他のギルドもそうそう迂闊には動けないでしょう。大きな組織ですし、ドラゴン襲来は非常事態、他の街にも救援するでしょうし…ただ、今はまだ偵察の段階。それなら他の街や国を頼らなければいけないという事態になって事がより大事になるのは防げそうですね。ただでさえこれからしばらく拘束されそうなのに追加で縛られるのはちょっと…ストレスで暴れてしまうかもしれません。
馬車はギルド指定の注射スペース?に止めましたが、この縛った人達はどうするんでしょう?
「彼らは置いていくんです?魔法解かなきゃ起きませんよ。」
「いや、連れて行こう。」
連れて行くんですね?言質は取りました。では早速…
「なぁ、リ…お嬢さんよ…変わらずそいつらを引き摺っていく気か?」
「シランさん。リンでもリンちゃんでもなんでもお好きに呼んでください。襲ってきた人らを連れて行くと言ったのはシランさんですよね?」
「いやそうだがな?もっとこう…なんかあるだろ?」
「これ以上無いと思いますが?」
「…最早何も言うまいよ。彼らの扱いを変える気が無いのはよく分かったから…」
ご理解いただけて何より。
さて、今日は来る気のなかったギルドです。今日も頑張っている皆さんこんにちは〜。
皆さんピリピリしすぎて最早私が来たことにすら興味を示しませんね。もっと反応があってもいいと思いますけど?あ、ニーナさん達もやはり呼ばれてしまったのですね。そして当然ニーナさんと一緒にいたミチルちゃんもギルドの隅っこでジュース飲んでいる、と。どうやら高ランクの冒険者に招集をかけたようですね。
というかですね…私は良いですけど仮にも偵察の人が戻ってきたんだし反応しましょうよ…いや、シランさんもスルーなんですね?私がおかしいのこれ?
「あ、シラン。戻ってきたのね。お疲れ様。状況はどうかしら?ってあら、リンちゃんも一緒なのね…でもあなた確か今日は休日にしているはずよね?…あと、その後ろの連中然り、今 度 は 何 や ら か し た の か し ら …?」
サリアさんひどくないですか?私がやらかした前提なの‼私がトラブル持ち込んだことなんて…ほんのちょびっとだけじゃないですか‼絶対他の粗暴な人達よりマシですよ⁉
「ギルマス、彼女も現場に居合わせたんだ。それでこいつらを捕らえて、ドラゴンを退けてくれたんだ。」
「退けた?確かに飛んでいく姿を確認はされているけど…まさかリンちゃん、ドラゴンと戦闘を…⁉」
「してません。流石に私じゃ命がいくつあっても足りないですよ。」
「…そうかしら。リンちゃんのことだし、ぬるっとドラゴン討伐をしそうなものだけど…で、件のドラゴンの対処はどうしようかしら…」
サリアさんは私をなんだと思って…待った。どうしてギルドの全員が頷くんです⁉なぜミチルちゃんも同意をしているんです⁉私はそんなイカレポンチじゃないですけど‼
「そっちに関しては問題ないと思いますよ?どうもこの人達がどっかのお貴族様の依頼で卵を盗んだために怒って街の方に降りてきたみたいなので…ちゃんと卵は返しましたし、彼女から怒りの感情が消えたのも確認しましたのでまた子供を狙う輩でも現れなければ問題ない…と思います。」
「なるほどね…それなら他のギルド支部への応援要請は必要無さそうね。でもしばらくは警戒が必要、か。それはそれとしてリンちゃん向こうで詳しい話を聞かせてもらえる?あ、ごめん、男連中の誰かがこのバカどもをギルド地下の牢屋へ放り込んでおいてくれる?」
「ふむ。それなら俺らがやっとくぜ、ギルマス。」
「アルド…オーケー。あなた達に任せるわ。よろしくね。それじゃリンちゃん、シラン。二人は私についてきて詳しい話を聞かせて。」
「はーい。」「分かった。」
ーーーーーー
「それで?一体何があったのか…逐一報告してもらうわよ?リンちゃん?」
「話すと長いですよ。簡潔な方がいいです?それともきっかけから具体的に詳細にです?」
「当然詳細に、よ。」
「あっ、はい。えーとですね…今日は朝からニーナさんのところで魔法のことを教わっていて、それが終わりかけた時に……
……でドラゴンが来たので……そうして、ドラゴンも怒りを収めてくれたので帰っていきました。それを確認したため全部終わった後に来たシランさんと一緒にギルドまで戻ってきた…と、いう感じですかね。」
「…なるほどね?まぁ、それで居合わせたきっかけはそういうことにしておくわ。」
「ニーナさんに確認してもらっても良いですよ。私は嘘ついていないのでね。」
「そうね。あとでニーナにも確認してみましょうか。それで、ここまでのリンちゃんの話におかしな点はあった?シラン?」
「いや、特には無いな。俺が遠くから偵察していたときと動きも一致しているし、事実だな。」
「うん。まだもう少し経過観察は必要そうだけど、リンちゃんの話が本当なら徐々に警戒を薄くしていって問題は無さそうね。ふぅ…ドラゴン討伐隊とか組んだりするよりかはだいぶ仕事の量が減るわぁ〜。それを思えば多少の苦労もやむなしね。さて、情報提供ありがとうリンちゃん。おかげで仕事が少し減ったわ。まだ彼らの背後関係洗わないと解決したとは言えないけれど…これは国との連携も必要だし、丁寧にやっていかないとね。」
「え、じゃあもう帰っていいですか?休日なので。」
「うーん…まぁ、リンちゃんは実力はあってもランクはまだDだしねぇ…多分やることも無いし…うん。帰っても大丈夫よ。シランもっていうか、これであとは冒険者たちに注意喚起したら終わりだし、皆帰っても大丈夫よ。あ、処理が落ち着いたら二人にはちゃんと報奨金出すからギルドに顔だしてね。」
「当然の仕事をしただけだが…ありがたく頂戴するよ。ギルマス。」「…まぁ、手紙で呼び出してくれれば受け取りに来ます。それじゃ。今日はお疲れ様でした〜。サリアさんは過労で倒れないようにしてくださいね〜。」ガチャ
「お気遣いどうも。」
「…なぁ、ギルマス。」
「何?どしたの?まだなんかあるの?」
「いや…あの子は何者なんだ?と思ってな…いや今更なんだが…」
「本当に今更ね。ああ。そっかシランあなた確か、リンちゃんが登録した時期は遠征中だったわね。しかもあの子は活動時間が普通の冒険者たちとズレているものね。それなら会わなくても不思議じゃないわね。あの子は期待の新星よ。ほら、数ヶ月前にゴブリンスタンピードがあったじゃない?それを一人で殲滅した子よ。噂くらいは聞いたでしょ?」
「ああ…はぁ⁉確かにその噂は聞いたが…あれって事実だったのか…!流石に誇張しすぎだろと思っていたんだが…」
「それだけじゃないわよ?ここ所属のやつの大半はリンちゃんを舐めてかかって返り討ちにされているわね。そこからファンクラブも出来ているくらいなんだから。シランも喧嘩売るのはやめたほうが良いわよ?」
「売らんよ。流石にそんなに馬鹿じゃないさ…第一、少しは戦闘の様子を見ていたが底が知れないし、そもそも戦闘は本職じゃないからな。…期待の後輩だな。」
「そうね。なにやらかすか分かんないけど可愛いあなた達の後輩さんよ。」
「なるほど。それはそれは今まで以上に苦労してそうだな、ギルマスは。ハハッ。」
そんな会話が繰り広げられていたらしい。私は知りませんけど。
実際リンちゃんはトラブルの根本ではない。でもラノベ主人公だもん。トラブルの渦中にいるのは必然よ。
…まだ時間が進む本編として書きたい話のはの字もないくらいには進みが遅いんやでこいつ()
次回は未定(定期)。では($・・)/~~~




