三男兄さんうるさいです。
こんな時間に投稿しやがって!ってキレないでくださいね。まぁ、色々あるんです。たま平日の昼間に投稿できるような日が。
はい。偉い人に目をつけられるのが嫌でだるいと思っている私です。リンちゃんです。
さて、一体何を言われるのやら…なんか完全に荒くれっぽい感じもしていたので、急にキレられたら怖いですね…と思ったんですけど、そもそも私がやったなんて思わない可能性の方が高いですね…なにせ私はまだ子供ですし、信じろって方が無茶ですよね。
「ここで良いんだよな?」「ええ、そうよ。」
どうやら彼らがたどり着いたみたいですね。応接間のドアが開き、入ってきたのはさっきの冒険者たちとギルドマスターであるサリアさんが一緒ですね。恐らくですけど、この場に正当性を持たせるためなのでしょう。
「ここに居るのがスタンピードを止めたやつだって聞いているが…なぜ、ここに子供が居るんだ?この真面目な場所によ。」
「いや、リーダー。もしかしたらエルフなどの長命種なのかもしれないだろう。見た目で判断するなっての。」
「そうだぜ…もし長命種なら怒らせたらやべぇかもしれんぞ。」
「大丈夫だろ。でも下手に刺激はしないほうが良いと思うぞ。というか、相手が待ってるから…」
「あ、ああ。そうだな。お前らも座れ。」「「「うーい」」」
…何をコソコソ話し合ってるんですかね…しかも丸聞こえだし…もう堂々と喧嘩売ってきたらいかがです?というか、全員の姿が見えないのでなんとも言えませんが…最後の一人、聞き覚えのある声してますね。具体的には私の兄の一人で家の三男のケル兄さんに似ています。
サリアさんは私の隣に座り、相手方も反対のソファに座り…話し合い開始…って、やっぱりケル兄さんではないですか!
「さて、それじゃあ、始めるか。俺は王都所属n…」「やっぱりリンじゃないか!久しぶりだなぁ!最近は会いにいけてなかったが、元気そうでお兄ちゃんは安心したぞ!」
本来はお相手に失礼なんでしょうが…ここで無視するとこの人うるさいんですよね。我が兄ながら、煙たがられていないか心配ですよ…
「聞き覚えのある声だとは思ってましたが、まさかホントにケル兄さんだったとは…驚きましたよ。王都で頑張っているのは知っていましたけど、パーティ組んでいたんですね。ミルも寂しがっていましたよ。」
「あ?お前ら知り合…」「おっと…そいつぁ良くないな!可愛い弟を寂しがらせてしまっているとはな。今度手紙を出すよ。しかし、今更だが…リン、お前家から追い出されたのか?」
ケル兄さん…リーダーっぽい人が話中に食い気味に会話しに来るのやめません?いや、変わってなくて安心しましたけど…あ、そういえば私も兄や、姉、双子の弟のミルに手紙出してないですね…うん。手紙を出さないといけないですね、私も。
「まぁ、予想よりも早く追い出されましたね。お前の面倒はもう見きれんから自立しろと。ミルの方は全然おとなしい子なのでまだ追い出されないでしょうけど…」
「そうだな!リンは昔からお転婆だったからなぁ…よく父と母から怒られていたな。俺としてはその後泣きついてきてほしかったんだが…多分他の兄弟達も同じように思っていただろうに…」
「いえ、姉さんたちには甘えてましたよ。兄さんたちは…ほら、たまにノリがうざいじゃないですか。」
「ひどいじゃないか!俺は!妹と弟に頼られることが生きがいなのにッ‼」
「そういうとこですよ…なんで長男から3男までたまに似たようなノリをするんですか…皆性格全然違うのに。そうだ、次男のソル兄さんは元気ですか?」
「兄弟だからな‼似るのも仕方ない。あいつも元気だぞ?どうやら俺たち一家は冒険者の才能が多かれ少なかれあるからな。風のうわさで聞いたが、ソル兄も、チリ姉と冒険者やってるらしいぞ。」
お〜、成人して自立していった兄、姉が元気にしているらしいというのは良いことですね。私も冒険者ですし、いつかばったり会うかもしれませんね。つい、話に応じてしまいました。いい加減進めないとリーダーらしき人が怒り出しそうですね…話切り上げてくれませんかね?私の方もリーデを待たせていますし。
「いい加減に話を進めてもいいか?ケル?」
「正直まだ話足りないが、まぁいいだろう。ほら、さっさと仕事済ませよ、オルグ。」
「どの口が言ってんだどの口が…まぁいい。改めて、俺たちは王都所属の〈白き両翼〉だ。今回はこの街付近でスタンピードが発生したとのことで、調査に来たんだが…おい、ガキ。お前か?リンというのは。」
「オルグ!俺の妹をガキ呼ばわりとはいい度胸して…」「もうケル兄さんは黙っててください。」「え…」
「ゴホン…家の兄がご迷惑をおかけしています。」「お、おう。」
「確かに私がスタンピードを止めた…ていうか殲滅しましたけど、何か問題ありますか?」
しまった…ついちょっとイライラしてきて、語調が強くなってしまいました…
「いや、ホントにお前が止めたってんなら問題はねぇが、詐称は犯罪だぞ?分かってんだよな?」
「はい。」
「オルグ!俺の妹の実力は本物だぞ‼疑う必要はない!」
「だぁーからよォ‼オメェは黙ってろや!ケル!つかそれ身内贔屓だろうがよ!信頼性がねぇわ!」
…すいませんホント。うちのバカ兄貴が…話をややこしくして…そんな事を考えていると、サリアさんが話しかけてきました。入ってきてから完全に空気だったのに。一番立場がある人が。
「リンちゃん。もう面倒になってきたし、実力の証明でもしてくれないかしら?正直、討伐証明の魔石やら何やら出したところで納得しなさそうだし…」
「え、嫌なんですけど…大体やったところで私にメリット何もないんですけど。」
「無事調査完了ということで、報酬出すわよ?リンちゃんが望む金額…あっちが。ね、良いでしょ?正直この案件さっさと終わらせたいの。実力を疑う冒険者には力の証明が一番だし…」
「うえ〜…」
「しょうがないわね…追加で、私の秘蔵のお宝を上げるわ!それでいいでしょう?ちなみに歴史的価値が高いものだから、売ればお金になるはずよ。」
なんでそれを渡すんですかね?お宝とは?
「白き両翼のあなた達に提案があるわ。」
「…なんだ?」
「この子と決闘してみない?それなら実力の証明になるし、あなた達もさっさと帰れるでしょ?お互いのためよ?」
「は?…と思ったが、まぁそれが一番だわな。それじゃ、裏の修練場で待ってっから、逃げんなよ。ガキ。」
「リン!危険だからやめろ!と、言いたいが…俺もリンが戦う姿が見たいからな!期待してるぞ!オルグをボコボコにしちゃっていいからな!」
〈白き両翼〉が部屋から去っていきます。しかし、4人中2人は空気でしたけど…あれでいいんですかね?
「そういうことで、一つよろしく!立会人の手配してくるから、私ももう行くわ!それじゃ!」
まだ答えてないんですけど?ねえ?私の意志は?…このやり取りなんかデジャブりますね。はぁ…面倒なことになってしまいました…もっとこう穏便にできなかったんですかね?
うるさい三男でした。リンちゃん一家は4男4女の大家族。そのうち次男次女、末っ子が双子です。勝手に産んどいて、成人したら自立しろはひどい?毒親?いえ、一家揃って冒険者なだけです。両親は引退済み。ちなみに、長男は18歳。長女が17歳。双子その1が15歳、三男が14歳。三女が11歳、末っ子ずが10歳です。
次回…リンちゃんまさかの冒険者との決闘…⁉相手の兄ちゃんは大丈夫なのか⁉デュ○ルスタンバイ‼




