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仮想現実で主人公になったAIは ままならねぇ!  作者: Ashika


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Elo.31 【進展】勇者が心に 秘めた想い!

この作品は、空き時間に赴くまま書き綴ったギャグ作品です。

構想や推敲を行わず勢いのまま書き進めておりますので、そういったところも含めて気軽に楽しんでいただければ嬉しく思います。

ウスグーライの森にて。


ロッテ「本当に薄暗いな…!」

ジェニミ「魔物はアンデッド系か?それとも植物系か?」

ロッテ「現れるのは魔物ではなく、優しい妖精…とかって選択肢はないのか?」


すると目の前に淡い光を放つ妖精が現れた!


ジェニミ「よ、妖精だ!!」

ロッテ「本当だ!!」

リア「2人とも待ってー!」

オライム「…」


妖精に見惚れ後をついていくジェニミとロッテ。


オライム「オラァ!クリティカルラッシュ!!」

ジェニミ&ロッテ「ぐはっ!!」

ロッテ「何をするんだオライム!!混乱でもしたのか!?」

オライム「助けてやったんだろ!目の前を見てみろ!」


なんと妖精についていった先は崖だった!!


リア「2人とも妖精だーとか言って歩き始めて…」

オライム「リアが呼び掛けてるのに反応ないから俺が飛び出してぶん殴ったんだ!」

ジェニミ「そうだったのか…」

ロッテ「その口ぶりだと2人は妖精を見てないのか?」

リア「何もいないよ?」

オライム「だな」

ロッテ「どういう事だ??」


ジェニミは推論した…!


ジェニミ「リアは魔力が高いから、オライムは魔物だから、森の魔力に抵抗があるんじゃないか?」

ロッテ「森自体が魔力場で、私たちは幻を見せられていたと??」

ジェニミ「そうなると俺たちが先頭で進むのは危険だが…リアが先頭は無理だもんな」

リア「じゃあこうしよう?」


リアは左手をジェニミ、右手をロッテと繋ぎ、オライムはリアの頭に乗った!


リア「これなら大丈夫!」

ジェニミ「なるほど。いいかもな!」

オライム「ああ!最高だ!(締められないしな)」

ロッテ「じゃあこれで行こうか」


みんなで手を繋ぎウスグーライの森を歩く。

次第に霧が濃くなっていった。


ジェニミ「っと!急に引っ張ってどうした?転んだか?」

ロッテ「ああ、霧が深くてな。すまない」

ジェニミ「いや気を付けてな」

ロッテ「…ん?」

ジェニミ「…ん?」


気付くとリアはいなくなっていて、ジェニミはロッテと手を繋いでいた!!


ロッテ「なっ…!!何でお前と手を!?」

ジェニミ「どどど、どうしてこうなった!?」

ロッテ「…その。離さないのか?」

ジェニミ「ロッテこそ…離せばいいだろ?」

ロッテ「アタシは…お前が離さないから」

ジェニミ「俺だって…ロッテが離さないから」


照れながら手を繋ぎ歩く2人。


ロッテ「うわっ」

ジェニミ「っと!危ないな。視界も悪いし…もっとちゃんと繋ぐか?」

ロッテ「そう…だな。視界が悪くて危ないからな」


恋人繋ぎでしっかりと手を握る。


ロッテ「お前の手って案外大きくて力強いのな」

ジェニミ「なあ、俺はロッテって呼んでるんだからジェニミって呼ばないか?」

ロッテ「…ジェニミの手、大きいな」

ジェニミ「ロッテも…柔らかくて女性らしい手だな」

オライム「オラァ!!いつまでやってんだ!!」


オライムのクリティカルラッシュが炸裂!!

ジェニミとロッテは目を覚ました!!


ジェニミ「はっ!?アレ?森を抜けてる!」

ロッテ「いつの間に!?」

オライム「とっくだよ!」

リア「みんなで手を繋ごうとしたら、勝手に勇者さんとお姉ちゃんで手を繋いで行っちゃうんだもん」

ジェニミ「そんなはずは…!」

ロッテ「…だよな?」


ウスグーライの森。

またの名を欲望の森とも言う。

この森を抜けるものは己の内に秘めた欲望が現れるとか現れないとか。

しかし勇者たちはそのことを知らなかった。


オライム「まったく。やれやれだぜ」

リア「オライムも抱かれながら最高だなって笑ってたよ?」

オライム「なんだとっ…!?俺もおかしくなってたのか…!」


純真なリア以外は欲望に負け、一行はどうにかヒーガ・シガワの街に!


ジェニミ「つ…着いたな」

ロッテ「ああ…鉄臭い感じだな」

オライム「いつまでやってんだ!(怒)」


ジェニミとロッテはまだモジモジしていた!


ジェニミ「そうだ!王家の剣!こいつを直してくれる職人を探さないとな!」

リア「でもあっちこっちそれっぽいお店あるよ?」

ロッテ「さすが職人の街だな!なんかワクワクするな!」

オライム「とりあえず剣叩いてるあの店入ってみようぜ?」


勇者たちは適当に武器職人の店へ。


ジェニミ「すみませーん!ちょっとコレを見てもらえますか?」

職人「…ほお」

ジェニミ「…えっと。直せますか?」

職人「…鉄じゃねえだろ?」

ジェニミ「はい。オリハルコンだとか」

職人「…そんなもん扱えるのは特級職人だけだ」

ジェニミ「特級職人って??」

職人「…」

ロッテ「行くぞジェニミ。邪魔をして悪かった」


職人は片手だけ上げ挨拶をした。


ジェニミ「無愛想なヤツだな!職人のテンプレか!」

ロッテ「案内所があるらしいから行ってみよう」


一行はヒーガ・シガワ案内所へ。


リア「うん…鉄!可愛くない!」

オライム「建物まで実用性以外何も考えられてないな」

ジェニミ「すみませーん!」

案内係「はーい!旅人さんね?この街は初めて?」

ジェニミ「そうなんです。武器を直し…」

案内係「武器を直すなら素材によって扱える職人が決まってるのよ」

ジェニミ「職人のラ…」

案内係「職人のランクは特級、一級、二級、三級、無印の順になってるわ!」

ジェニミ「オリ…」

案内係「オリハルコンなら特級ね!」

ジェニミ「そ…」

案内係「その職人さんなら街の上の方にいるわよ!」

ジェニミ「喋らせてくれよ!!(怒)」


ジェニミは喋らせてもらえない!!


ロッテ「ついでに空飛ぶ乗り物について知らないか?」

案内係「うーん…そういう情報は聞いた事ないわね」

ロッテ「知っていそうな人とかは?」

案内係「ごめんなさい。わからないわ」

ジェニミ「と…」

案内係「とりあえず今日の宿を探すなら、ここを出てすぐの宿がいいわよ!」

ジェニミ(怒)


ジェニミは無言で出ていった!


ジェニミ「ままならなくなさすぎる!!」

リア「思い通りになりすぎるって怒ってるの??変なの」

ジェニミ「せめてこちらの意図くらい聞いてほしいんだよ!!」

リア「きっと有能なんだよ!」

ジェニミ「はあ…宿の受付するか。すみませー」

宿屋「40ゴールドで部屋は2階ね!夕食と朝食がほしいのね。用意しておくわ」

ジェニミ「お前もかああああ!!」


次の日。


リア「街の上の方目指してしゅっぱーつ!」

オライム「なぜ道は実用性重視じゃないんだろうな…」

ロッテ「うん。ゴチャゴチャしてて分かりにくいな」

とりあえず上の方を目指して歩く一行。


ロッテ「色々な武具があって楽しいな!」

オライム「武具好きそうだもんな」

リア「可愛いのが見たいなー」

ジェニミ「というかリアのは妖精の杖だろ?それより良いものはないんじゃないか?」

リア「持ってても色々見たいの!」

ロッテ「だな!ジェニミは分かってないな」

オライム「やれやれだぜ」

ジェニミ「お前はこっち側だろオライム!」

オライム「いやまあ…ほら!アレが特級職人の鍛冶場じゃないか?」


そこには不格好な街の建物とは違いオシャレな建物があった。


ロッテ「ほお?こんな細工のできる者もいたのか」

ジェニミ「入口のは…犬小屋か?とりあえずオシャレな建物に入ってみるか」

ジェニミ「すみま」

案内係「こっちは道具置き場で職人はアッチの犬小屋よ」

ジェニミ「またお前かあああ!!」

特級職人「…客か?」

ジェニミ「あ、この剣を直してほしいんだ」

特級職人「わんわん」


特級職人は犬小屋へ戻っていった。


リア「聞こえてたみたいだね!」


ジェニミは犬小屋に向かって走り、そのままの勢いで渾身のスライディング土下座をかました!!


ジェニミ「すみまっせんでしたあああ!!」

特級職人「…見せてみろ」

ジェニミ「コレなんです。オリハルコンでできているとかで…」

特級職人「…ふむ。こいつぁかなり高く付くぞ?」

ジェニミ「いくらくらいで…?」

特級職人「1000万ゴールドだ」

ジェニミ「さよなら王家の剣。お前との旅は楽しかったぜ」

王家の剣「ちょっと待ちなさいよおお!!」

特級職人「!!!???」

特級職人「お前さん、自我があるのか!?」

王家の剣「え?…ええあるわよ」

特級職人「こいつぁ驚いた」

特級職人「なら話は別だ。無料で直してやってもいい」

ジェニミ「本当か!?」

特級職人「ただしコイツを1週間預けてくれ」

ジェニミ「喜んで!」

王家の剣「ねえ…嫌な予感しかしないんだけど…」

特級職人「ふん…寝かさねえからな?1週間覚悟しておけよ?」

王家の剣「いーーーやーーー!!!」


ジェニミは王家の剣を預けて出ていった。

今回もお付き合いくださり、ありがとうございました!

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