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クラケ企画始動

 冒険世界 猫紫苑商会 第三会議室


「本の売れ行きが落ちてきた?」

「はい。ここいらで新刊ではなく新作を追加してテコいれした方がよいのではないかと思いまして」

「……印刷所の隣はうちが所有している空き地だったな?」

「そうなのですか?」


 製本部門責任者くぅん?その辺りはしっかりと確認しておいてほしかったのだが……仕方ない。念のためと同席させていたヤツに確認をとるか。


「建狙」

「確認しました。間違いなく当商会が管理している土地となっています。現在は一時的な資材置場として活用される時がありますが、平時は何もないので近所の子供たちが遊び場として使用しているようですね」


 子供が遊ぶ場か……遊戯世界に遊園地系のエリアを追加してもいいかもしれないな。

 人手が圧倒的に足りないので実行するのは当分先になりそうだが。


「印刷所に増築の余裕は?」

「可能ですが、規模によっては一時的に業務を停止していただく必要があるかと」

「そうなると……アイリス、お前が始めた物語だが、手は考えているのか?」

「ばっちこいよ。髭紳士さんと相談して製本ラインの流用とか資料にまとめてあるから確認して」


 ふむ……問題はなさそうだな?

 しかし、資料を解読するに秘匿情報として物理世界に魔力の絡まない印刷所の建設を行い、完了しているとはな。暗号化したのは髭辺りか。


「これを参考にして、最悪はアイリスに投げるように。では、続いて会場の件だ」

「そっちも手回し済み。E2のいつぞや消えた森があったあの辺り一帯をイベント開催時に会場にする許可を取り付けて貰える事になっています。商人と生産の特級会員が協力して企画してるんだよ?抜かりなどない」

「そうかい。では、広報部門は"第一回クラフトマーケット"の告知を進めてくれ。髭の奴が居ないのはやっぱり根回し関係であっているな?」

「うん。交渉は全部お任せしたので。私は名義だけの人です」


 特級会員、それは各ギルドに貢献度の高い者から実力のみで選ばれる特権階級的制度。

 ギルドによって秘匿されている情報すら特級会員に選ばれれば閲覧できる……らしい。

 〔猫紫苑卓〕のメンバーのうち、数名程選ばれていた。

 自己申告制故になっていても言ってないだろうなぁと思われる奴が居るので人数は数名としておく。

 サメを筆頭に未発見の魚を複数種釣りあげている釣りバカとか、既存と比較すると特殊過ぎる機体を乗り回している奴とかな。


 そう言えば、髭の奴が創ると言っていたギルドの件はどうなっているのやら。

コミックマーケット、もといクラフトマーケット編です

コレの次まではとりあえずプロット用意してあるんでそこまで止まらずに行けるハズ

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