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0.授業が始まらないの
綺麗なふたりを目に映し今日も生きながらえるように命が運ばれて、いつしかあなたたちしか私を救わないとすら思うようになって、なんて馬鹿げているかなあ?
「せんせー!」
なんて真っ直ぐに好きでいるの? 駆け寄るあの子、振り返るあの人、どちらも笑ってまるでこの世界は美しく存在するみたいね。
「走っちゃ駄目よー」
そう教師の権利を惜しみなく使って、話し掛けた。
「わ、すみません!」
「俺が怒っときますね」
今日も推しカップルがときめきメーターを振り切る。ああ可愛いんだから、もう。




