4-9.クリスマスソング、仲直り
スティーブと電話をして少ししてから、私はアメリカに来ていた。
ライブの打ち合わせなどをする為だ。
「ソフィア、会えて嬉しいよ。」
「私もよ。スティーブ。」
みんなの前で、私達は何事も無かったかのように接した。
2人で動画を撮って配信したり、テレビ出演したり、SNSに投稿したり、インタビューに答えたりした。
「イタリアと日本でデートしてたよね?2人はついに付き合い始めたの?」
と聞かれても
「私とスティーブは仲のいい友人よ。」
と私が答えて、
「残念だけど、ずっと僕の片想いなんだ。」
とスティーブが答えて、会場が沸いた。
11月1日、ついにスティーブとのコラボ曲であるクリスマスソングがリリースされる日、私達はテレビ番組でライブをした。
凄く盛り上がって、最高の気分だった。
でも、その後にスティーブがサプライズで新曲をその場で披露し始めて、凄く驚いた。
私に対しての謝罪の歌だとすぐに気づいた。
テレビ出演が終わった後に
「さっきの歌、凄く驚いたわ。」
「心の底からソフィアに謝りたかったんだ。」
「でも、凄く素敵な曲。」
「ありがとう。本当にごめんね。」
「スティーブは謝ってばかりね。」
「本当にごめん。」
「ほら、今も謝ってる。もう、許すよ。あんな素敵な歌歌われて、許さない訳にもいかないから。でも、無かった事には出来ないからね。」
「それはもちろんだよ。本当にありがとう。許してくれて、凄く嬉しい。あんな馬鹿なことは二度としない。」
落ち込んでいたスティーブが凄く嬉しそうにするから、なんだか可愛らしく思えてしまって自然と笑顔になった。
スティーブにキスされそうになって
「キスはダメ。」
と言うと
「そうだよね。ごめん。」
と残念そうにしていた。
スティーブの謝罪の歌も、ヒット曲になって世界中の人たちに聞かれる事になった。




