表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/48

11.アランと周りの目を気にせずに初デート

高校1年生の6月、アランが日本にお忍びで来日した。


毎日のようにビデオ通話をしていたけど、2ヶ月ぶりにアランに会えるのはとても嬉しかった。



変装もせずに、空港でアランが来るのを待つ。


アランが見えた瞬間に、お互いに駆け寄ってハグをした。


「来てくれて、ありがとう。」


「会いたかったよ。ソフィア。」


「私も会いたかった。アラン。」


頬にキスをし合って、2ヶ月ぶりの再会を喜ぶ。


お互いに変装もせずに、私は初めて周りの目も気にせずにデートできる事に浮かれていた。


写真に撮ってる人たちがいても、気にならなかった。



日本は海外のようにパパラッチに囲まれなくて、デートがしやすかったけど、ボディーガード達に囲まれながら、色々な人に見られながら、初めて恋人と街中を歩くのは少し恥ずかしくて、アランを見ると


「堂々としていよう。僕らは何も悪い事をしていないんだから。僕はソフィアとデートができて嬉しいよ。」


と言って手を繋いでくれたから、私もアランとのデートを楽しむ事にした。


スカイツリー、チー◯ラボへ行って、カフェに入ったり、買い物をしたり、ディナーを食べて、私は幸せだった。



「チー◯ラボ、初めて来たけど、凄く幻想的で綺麗だね。」


「ソフィアも初めてなんだ。僕も初めて来たけど、本当に凄い綺麗だね。ずっとここにいたくなっちゃう。前から気になって来たいと思ってたんだ。」


「私も気にはなってたんだけど、来る機会が無くて、今日来れてよかった。想像していたよりも、ずっと綺麗。」


私達はたくさんの写真を撮ったり、ボディーガードに私達2人の写真を撮ってもらったりもした。



「こんな穏やかな時が過ごせる日が来るとは思わなかった。僕はこれ以上無いくらい幸せだよ。ありがとう、ソフィア。」


「私も、こんなに幸せな時は初めて。ありがとう、アラン。」


アランがキスしようとしても人前は恥ずかしくて避けてしまったけど、頬にキスをしてくれて、私もアランの頬にキスをした。


「また、日本に来て、ソフィアとデートしたいな。特にチーム◯ボは、また来たいよ。」


ディナーを食べてる時も、アランは日本がとても楽しいと喜んでくれていて、私も嬉しかった。



翌日は、アランが私の友人にも会ってみたいと言っていたので、みんなで浅草寺、原宿で遊ぶことになっていた。


「おはよう、ソフィア。」


アランが嬉しそうに微笑む。笑顔が素敵すぎて、ドキドキしてしまう。


「おはよう、アラン。」


アランと軽くハグをしてお互いの頬にキスをした。


「紹介するね、こちら私の恋人で俳優のアラン。こちら、私の高校の友達の三条拓也、石井淳二、清田誠、岡本綾、小池由奈。綾と石井は付き合ってるんだよ。」


「はじめまして、アランだよ。会えて嬉しいよ。」


全員と握手で挨拶するアラン。


「ソフィアから、信頼できる友人がいるって聞いて、会ってみたかったんだ。今日はよろしくね。」


「はじめまして、岡本綾です。私も会えて本当に嬉しいです。」


綾はアランが出演している映画は全部見ていて、お気に入りのシーンなどの話を興奮しながらアランに語っていた。


綾がアランの事を大好きなのを初めて知って驚いた。


「本物のアラン、凄くかっこいいです。大好きです。ハグしてもいいですか?」


「もちろん。」


アランが綾をハグして、更に頬にキスすると「きゃー」と綾が顔を覆って喜んでいた。


綾の彼氏の石井は、驚いて固まっていた。



「浅草寺は神秘的で心が洗われるようだ。ソフィアに会いに日本に来て良かったよ。」


みんなでおみくじを買ったり、お賽銭を入れて参拝したり、楽しんでいた。


「煙を頭にかけるの?」


とアランは驚きながらも、私たちと一緒にやって、楽しそうにしていた。


お店でお買い物をして、ラーメンを食べて、原宿、表参道で買い物をして、夕ご飯を食べると、あっという間に1日が終わってしまった。


アランは私の友達とも、たくさん話をして、1日でとても仲良くなった。



「今日は、凄く楽しかったよ。ありがとう。ソフィアから聞いていた通り、素敵な友人だね。また日本に来た時は遊んでくれたら嬉しい。」


「私達もアランと遊べて楽しかった。ありがとう。日本に来た時はぜひ。」


その翌日、アランはアメリカへ帰って行った。



離れている間は、アランと毎日少しの時間ビデオ通話をするのが私たちの楽しみになった。


私達はお互いのSNSに日本での写真をたくさん投稿した。


「最高のデートだった。彼は私の最愛の人。一緒にいると幸せをもたらしてくれる。」


「最高のデートだった。彼女は僕の最愛の人。彼女といると幸せになれる。彼女は僕の心の支え。この恋を大切にしたい。」


想像以上に多くのいいねとコメントで溢れた。


私がお付き合いを公表した事は初めてのことだし、アランも女遊びをやめてから一年近く経ってからの、私との健全デートはファンにとって好印象だったようだ。


映画の宣伝効果にもなったようで、高校1年生の7月に上映された映画は大ヒットを記録した。



映画を見て私達の恋を応援してくれてるファンが多い反面、反対するファンもいた。


特に、長年私とスティーブの恋を応援していたファンはがっかりさせてしまったみたいで、スティーブにも、ファンにも申し訳なく思った。



スティーブと日本の友達は、私がアランと付き合っても変わらずに接してくれるのが嬉しい反面、申し訳なくもあった。


でも、友人を失うのは耐えられなかったから、みんなの優しさに甘えた。



高校1年生の8月から11月はアメリカで私が主演のミュージカル映画の撮影に没頭した。


アランとも、スティーブともアメリカにいる間は月1回くらい会っていた。


今までも私がアメリカにいる間はよくスティーブと曲作りをしていたから、仕事のためにもそれは変わらなかった。


スティーブや日本の友人とのビデオ通話も今までのようにしたし、アランと付き合ったからと言って私の生活が大幅に変わる事はなかった。


むしろ、みんながあまりにも私が今まで通り過ぎて、驚いた様子だった。


私はとにかく撮影中の映画に夢中で、よく映画の話をしていたら、スティーブ、三条、清田がホッとした様子で「アランとは本当に付き合ってるんだよね?」と聞かれる程、私は恋よりも仕事に生きていた。


スティーブは「アランが、付き合ってる女の子に手を出さないなんて。」と驚いてもいた。


それでも、毎日アランと少しの時間ビデオ通話ができるのは嬉しかったし、アランが元気に過ごしていることが嬉しかった。


アランも私もお互いに別の映画の撮影をしていて、お互いの映画の撮影の応援をした。


アランはミュージカル映画の経験もあって、アドバイスもたくさんくれた。


お互い、仕事の事となると熱中してしまう。


薬物や女遊びをやめたアランは以前よりも更に映画に没頭できていると嬉しそうに話してくれて、私も嬉しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ