第二章 エルフ国激震 №1 副長キキララの鬼滅のホニャララ
いや~まもなくですね。
「萌狩草」 作詞 キキ=シューティングスターとララ=シューティングスター
♪強くなれた 気がしたさ ボクの萌えは燃える~
萌だらけの走馬灯に萌え 萌たぎる心
震える手にはサイリウムがある それだけ十分さ
萌えの匂いに画面睨んでも
ヲタっていけるのは萌狩隊だけ それだけで十分さ♪
ララとキキはノリノリでハモって歌っている。
「駄目っ!なんか知らんけど絶対ダメっ!」
ローリアンが血相をかえて両手を振ってやって来る。
「どうしました隊長?」ララ。
「駄目だよ。怒られちゃうよ~」
「誰にですか」キキ。
「大人だよ。良識のある大人にだよ」
ローリアンは遠い目をした。
「でも、鬼退治でしょ」ララ。
「だったら・・・」キキ
「♪強く~」キキララ。
「止めなさいっ!これは隊長命令です!」
「御意」
2人はしゅんとなる。
「それはそれ、これはこれで節度をもたねばなりません」
「はい」
「ほい、また忘れた」
「は・・・御意」
「よろしい」
ローリアンは頷き、話を変える。
そう、話を変えねばならぬのだ。
ここはエルフ国、神域の森。
隊長と副長2人は萌狩隊の修練の掛け声の響く中、大木の木陰に腰をおろした。
「先程の話は、もうナシですよ」
開口一番、ローリアンは2人に釘を刺す。
「しかし、鬼を滅するといえば・・・」
キキは言った。
「ねぇ」
ララは何度も頷く。
「シャラップ!鬼は鬼でも異世界世界の鬼です。これ以上、危ない橋を渡ろうとするならば、サイリウム十手は没収しますよ」
温厚なローリアンが珍しく2人を睨んだ。
「御意、すいませんでした」
兄と妹は謝罪した。
「よろしい。では萌狩隊の修練状況は?」
「はい。すべての隊士は萌えのスキル№8まで習得しました」
キキは報告した。
「ふむ。№10までが基本・・・引き続き、お願いします」
「御意」
「では、鬼の情報を」
「はい。目下、捜索中のサニーさんの行方は分らず、ですが・・・」
ララは喋るのを一旦止めた。
「ですが?」
ローリアンは先を促す。
「神域の森周辺に警戒に物見の隊士を配したところ、数件の鬼の目撃情報があがっております・・・」
「ほう」
「それが・・・」
「どうしました?」
「サニーさん、そっくりの角を持った鬼がいたそうです」
「なあにぃ~!」
ローリアンは何度も首を振り、時にスローモーションで驚きを表現した。
(古っ)
双子は仲良くそう思った。
さりげなくスルー。




