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№7 加護と合体

 女神イシュタル降臨。


 流れ星がサヴァン砂漠へと落ちた。

 小さな星の欠片がちらばる。

 流れ星は閃光を放ち激しい光が辺りを包む。

 眩い光の世界に、裸のララと女神イシュタルはいる。

(ここは?)

(現世ですよ。ララ)

(イシュタル様・・・本当にイシュタル様?)

 ララは女神イシュタルの名を呼んだ。

(はい)

 女神イシュタルはエルフの守り神であり、この世界の女神である。

 透き通る身体に、長身の白い肌、ブロンドの長い髪に、整った顔立ち、ブール―サファイアの瞳に星が宿り、もちろん背後から後光がさしている。

(良かった。会えた・・・また)

 彼女は涙ぐむ。

 女神はそっとララを抱きしめた。


「さっ、ララ自らの身体に戻るのです」

 イシュタルは声を出し砂漠で横たわるララを指さす。

「はい、ララ。戻ります」

 ララは自分の身体にダイブした。

 するり。

「あれ?・・・えいっ!」

 するり。

「・・・おっかしいな・・・それっ」

 するするり。

「どうしました」

 業を煮やし女神が尋ねる。

「(身体に)戻れません」

「なんですって!」

 イシュタルは手かざしをして、ララの空の器(身体)を探る。

「瀕死ですね・・・生命力が足りなくなっている・・・」

 眉間に皴を寄せる女神。

「なんですって!」

 今度はララがツッコんだ。

「あなたが、早く(身体に)戻らないから・・・」


「どうしよう・・・旦那様・・・キキっ・・・隊長!」

 ララはさめざめと泣きはじめた。

「・・・生きたいですか」

 女神は静かにララへ問いかける。

「はいっ!いぎだいっ!」

 即答。涙と一緒にちゃっかり鼻水も出る。

「・・・どっかで聞いたような・・・まあ、いいでしょう、私と一つになりましょう」

「イシュタル様と一つ・・・ぽっ」

「あの、こんな状況なのに変な誤解はしないように・・・肉体ではなく・・・あなたの心を女神の力と一緒に体に戻します。よって、私とララの精神が一つの身体に宿るのです」

「あの・・・それって」

「神時々エルフってことです」

「・・・はあ。お願いします」

「よいのですか」

「よいもなにも、私は生きたいです。それにイシュタル様と常に一緒ならばこんなに心強いことはないです」

「わかりました。ララ両手をだして」

「はい」

 ララとイシュタルは手を繋ぐ。

 溢れ出す慈悲の光が七色となり2人を包み結び繋いでいく。

「はううううっ、気持ちいい~!これが合体っ!」

「・・・・・・」

 ララの反応に女神はついに白い目をむける。

 やがて、2人は同体になるのを感じた。

「今よ、ララ」

「はいっ!GOっ!イン・ザ・ララっ!」

 心も体も裸の2人はララの器へと飛び込んだ。



 ラララリオン~!

 次回より最終章です。

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