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フェルメールの新作  作者: meegerenmania
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新発見されたフェルメール展

ずっとタイムトラベル小説を愛読してました。


それと、贋作に関する美術書も読んでました。


芸術作品は来歴も含めて愉しむものですので、この小説では「ヒヤシンスブルーの少女」と同様に作品の所有者も重要な登場人物となります。


しかし、一番のお愉しみどころは、短い人生であるフェルメールに作品を多く描かせるためのモチベーションをあげてもらうために。

21世紀に、日本の上野の森美術館で開催されている「フェルメール展」に連れてきて「未来の成功」を見せる場面です。

17世紀の画家が21世紀の風景を見て、素直にはしゃぐ場面を見て一緒になって笑ってやってください。

プロローグ


ポールは驚いていた。

確かに聴いてみると「アビーロード」と「LET IT BE」の制作期間中に浮かんでいたメロディや歌詞が含まれているのだ。

しかし、それらはあの時のメンバーたちだけのものであり、フレーズによってはポールの頭の中から1歩も外に出ていないはずのものだった。

それがこうして完成された形で録音されているとはどういうことなんだ?!

まるで、誰かが自分の頭の中から吸い出してそれをAIで再構成したとしても、こんなにも「自然な」ビートルズの未発表アルバムになるわけがない!

確かに自分やジョンが歌い、リンゴがドラムを叩き、ジョージがギターを弾いているとしか思えない!

これは一体なんなんだ!

サー・ポール・マッカートニーはマネージャーに発売元のSOILレコードに連絡を採るように指示した。



「新発見されたフェルメール展」


2022年10月 アメリカ・ワシントンナショナルギャラリーにて開催される「新発見されたフェルメール展」では、これまで35点前後しか存在しないとされていたフェルメールの新発見された作品が一挙に11点も公開されるという。

このプレスリリースにオランダを含む多くの美術関係者は、かつてのハン・ファン・メーヘレンによる贋作事件のようなものではないのか?と眉をひそめた。

ところが一転。昨夜のオープニングセレモニーで公開された初公開作を見た誰もが「間違えようのないフェルメールの真筆」と絶賛。

また配布されたカタログに記載された来歴を信じるならば作品は全てフェルメール生存時から存在していたことが証明されていた。

今はこれらの作品の検証とともに、作品群の発見者である謎の大富豪ジョン・リガルディー氏に注目が集まっている。

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