修行です!
修行開始
ご機嫌よう。マルゲリット・アルカンシエルです。昨日は山で野宿でした。今日は朝早く起きて出発時間の三時間前に準備しています!なぜかというとソルセルリーの移動式箱庭で対四天王戦シミュレーション訓練するためです!
「じゃあ行ってきます!」
「ん。こっちでの一分を箱庭での一年に設定する。箱庭では年はとらないから余計な心配は要らない。…頑張れよ」
「はーい!行ってきます!」
気合いを入れて頑張ります!
「ご機嫌よう。箱庭へようこそ。今回はシミュレーション訓練設定になっております。」
緊張します…。
「今回は対四天王戦となります。出てくる敵は四体です。休憩時間は任意。戦闘は休憩時間になるか死なない程度のぎりぎりラインまで体力が削れた場合に終了となります。それでは張り切ってくださいませ」
びー、と音がなり、戦闘シミュレーション訓練が始まります。今回はとにかく四天王相手にどう動くかを徹底的に体に叩き込みます。聖剣を手に入れた後すぐにでも四天王相手に戦えるようになるためです。
「闇の衣よ!我が姿を隠せ!覚醒せよ!サントテネーブルエペ!」
闇の霧を箱庭全体に纏います。これで光属性の四天王には目眩しになることは既に知っています。対して、私には見えます!後ろ…取った!
「…ぜりゃあ!」
無詠唱でも出来る限り剣に魔力を集中させて四天王の一体、ウリエルを後ろから斬りつけます。無詠唱で一気に爆発的な魔力を剣に纏えるようになるのも今回の修行の目的です。じゃないと実戦で負けるので。…うーん、やっぱり擦り傷!この剣でも深傷を負わせられるようにならないとダメです!しかも今ので大体の居場所がバレました。攻撃が来る!
「…っ!」
無詠唱でも出来る限り剣に魔力を集中させて攻撃を受けますが、後ろにじりじりと追い込まれます!でもこれも無詠唱で一気に爆発的な魔力を剣に纏わせて攻撃を跳ね返せるようになるため!
「この!…っ!やってやる!」
気合いで剣を振り翳します。おりゃー!そして無理矢理気合いで剣を振り下ろし四体の同時攻撃を跳ね返します。が、反動にまだまだ耐えきれません。私はそのまま後ろに吹っ飛ばされて、箱庭の一番奥に叩きつけられました。反動に耐え切れるようになるのも目的です!
「かはっ!」
背中から思いっきり壁に叩きつけられたせいで息が苦しいです。四天王は…ほぼ無傷。うーん、この修行が終わる頃には、四天王に深傷を負わせられるようにならないと!
「訓練者の体の損傷を確認。一時シミュレーション訓練を中断します」
むむむ。まだまだこんなんじゃダメだ。
「ソルセルリーにわざわざ箱庭を用意してもらったんだから、頑張らないと!」
とりあえず今は一時休憩!
ー…
「迎えにきたぞ。修行の成果はどうだ?」
「ソルセルリー!とりあえず無詠唱で一気に爆発的な魔力を剣に纏えるようになったよ!あと相手の攻撃を跳ね返す時の反動にも耐え切れるようになった!」
「…すごいな、お前。もう少しかかるかと思った」
「やったー!褒められたー!」
わーいと無邪気に笑う私の頭をなでなでと撫でてくれるソルセルリー。
「よく頑張ったな」
「えへへー」
照れるー。でも嬉しい。
「あとは聖剣を手に入れるだけだな」
「頑張るね!」
箱庭から出てみんなを起こします。
「みんな!朝だよ起きてー」
私がそう言うと魔法でテントを片付けてしまうソルセルリー。みんなは目をごしごし擦りながら目を覚まします。
「んー…おはよう…」
「おはようございます…」
「…ふわぁあ、おはよう」
「…んー」
「エタンセル、おはよう」
「エクレール…おはよ…」
「ちゅん、ちゅん!」
「ファンもおはよ!ほら、朝ご飯だよー」
ファンに朝ご飯の魔力をあげます。
「ちゅん、ちゅん!」
「ファンいいなぁ!」
「僕もはやく朝ご飯食べたい!」
「ならさっさと朝の支度をしてこい」
「はーい!」
ー…
「今日の朝ご飯はショートブレッドだ」
「前々から思ってたけれども、この旅で大分栄養偏りそう」
「贅沢言うな」
「わーい、お菓子だー!」
「美味しそう!」
「本当に食べてもいいの?」
「いただきますしてからならな」
「いただきます」
「いただきます!」
「いっただきまーす!」
「いただきまーす!」
「やったー、お菓子ー!」
「こら、ちゃんといただきますしてから食べなさいよ!」
「いただきます!」
「はいはい、いただきます!」
「全くもう!いただきます!」
んー、やっぱり美味しい!
「美味しー!」
「美味いな」
「うん、美味しい!」
「独特の食感とバターの風味がたまらない!」
「はぁー、幸せ」
「そんなに美味しい?」
「うん!」
ー…
「じゃあ早速出発ー!」
「出発ー!」
「僕が前歩くー!」
「エタンセル、手を繋いで行こう!」
「エクレールがいいなら!」
そんなこんなで美味しいご飯を食べた後、お片付けをして出発です。
箱庭便利




