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自分の死亡フラグと戦います!

初めての自分専用死亡フラグ

ご機嫌よう。マルゲリット・アルカンシエルです。一週間前は奴隷商をパパに捕まえてもらいました。悪は滅びるべし。


さて、一旦寮から王城に連れ戻された私と姉姫さまですが、今日からはまた学園生活が始まるのです。で、まあ早速今日からピンチが訪れます。…ただし、私に。


さて、ここで今更ですが改めてシュテル様の紹介をしましょう。シュテル様はシュテルンヒンメルの第一王子にして王太子。シュテルンヒンメルは妖精の加護と祝福により栄え、高度な文化と広大な領土を持つ。シュテル様自身もシュテルンヒンメルの名に恥じない聡明さと強さ、誠実さ、優しさを持ち、またその美貌から数々のご令嬢方を堕とすガールズキラー。


原作では、そんなシュテル様の婚約者だった姉姫さまは、その人柄から大抵の方々には祝福されていましたが、中にはそんな姉姫さまに嫉妬する方々もいました。その筆頭がクラーラ・モーント王女。モーント国の姫君で、シュテル様に一途に恋をする当て馬役です。モーント国も妖精の加護と祝福により栄え、国土はあまり無いものの高度な文化を持ちます。そんな国の王女である自分こそがシュテル様に相応しいと考えるクラーラ王女は姉姫さまをどうにか排除しようと試みます。最初は小さな悪戯程度のことでしたが、姉姫さまを愛する多くの方々が姉姫さまを守る様子を見て、次第に意地になるクラーラ王女は姉姫さまの暗殺を目論みます。


ですが姉姫さまはそんなクラーラ王女を赦し、優しい言葉をかけます。次第にそんな姉姫さまに心を許すクラーラ王女は、最終的にはシュテル様と姉姫さまを祝福し、姉姫さまの一番の友達になるのです。


…が、現実では私がシュテル様の婚約者なので嫌がらせをされるのは私です。とりあえず姉姫さまに危害が行かなくて良かったです。…が、私には姉姫さまのような人徳はないので庇ってくれる方がいるかどうか。


せめて暗殺までエスカレートしなければいいのですが…。


ということで早速学園生活再開です!


…と、意気込んできたのですが。


ー早速、私の机に心無い落書きが書いてあります。


まあ、ですよねー。知ってた。なんなら犯人も知ってる。


しかし、姉姫さまと少数のお友達以外は誰もが知らん振りするかひそひそくすくすと笑うか。くそぅ。まあ仕方がない。人望がない私が悪い。


「まあ!なんて酷い…大丈夫?メグ」


「はい、大丈夫です姉姫さま!」


「メグ様!私、ハンカチを濡らしてきましたからこれで消しましょう!」


「ありがとうございます、アリアナ様!」


とりあえず落書きは消した。うん、なかなか消えなくて大変でした。


まあそんなこんなでお昼休み。シュテル様が私のクラスまで来てくれました。


「メグ!聞いたぞ、嫌がらせされたんだろう?大丈夫か?」


「はい、大丈夫です。ありがとうございます、シュテル様」


「シュテル様!」


クラーラ王女がこちらに近づいてくる。シュテル様にアピールしたいらしい。


「クラーラ王女。久しいな」


「はい、お久しぶりです。お元気でしたか?」


「俺の大切な婚約者が嫌がらせをされたらしくてな。気が気じゃないな」


「…まあ、そうなんですの」


ちらっとこっちを睨んでくるクラーラ王女。くそぅ。むかつく。


「じゃあ、そろそろいいか?俺の愛する婚約者をあまり待たせたくないんだ」


「うふふ。愛するだなんて、シュテル様ったら。私も、愛しております」


「メグ…」


「シュテル様…」


らぶらぶっぷりを見せつけてクラーラ王女とくすくす笑ってたご令嬢方に喧嘩を売る。煽ったって仕方がないのだけれども、むかつくものはむかつくのだ。


「あらあら、いつも通り仲良しさんね」


姉姫さまのいつも通り発言は多くのご令嬢方にダメージを与えたらしい。グッジョブです姉姫さま。


「それじゃ行こうか、おれのプリンツェッスィン」


「はい、私の王子様!」


こうして私達は、そのままらぶらぶいちゃいちゃしながらお昼休みを過ごしたのでした。


ー…


「そんなことがあったのか」


「パパ、心配しないで。私、頑張るから!」


「心配しないわけないだろう。…リュディー、妹を守ってあげなさい」


「もちろんですわ、お父様。メグ。あまり気にしないでね」


「はい、姉姫さま」


今回は長期戦になりそうです。困ったなぁ。

まあ、エスカレートしなければ大丈夫

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