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ボクの異世界侵略記  作者: チカさん
第3章 少年期移住生活編
52/93

3-03 移住生活3

 王国歴387年春の下月40日。

あと数日もすると夏となる今日、俺は、


ザク、 ザク、  ザク、・・・・・


「はぁ、しんど」

「そんなこと聞くとこっちまでしんどくなるだろうが」


今日も今日とてラックと共に畑を耕していました。



 今日までに2つの畑を耕し終え、フーホーも植え付けた。

だが最後の1つの畑分のフーホーが不足していて予定していた通り別の作物を植えることになったのだが、


「ボク的には根菜類がいいと思うんだけどな」

「俺は葉菜類がいいと思うが」

「「・・・・・・」」


俺とラックの話し合いは、


「ふむ、ラックはムシのお仲間だったかな?」

「ふっ、ウィルこそネズミに転職希望だったっけ?」

「「・・・・・・・・」」


こんな感じに平行線だった。

数日後、いよいよ最後の畑に取りかかる前日、


「・・・・じゃあ、やっぱり」

「ああそうだな。半分こだ」

いいかげん無為な時間を過ごすことはないため畑を分割することにした。両親にも最後の畑は俺たち2人で決めていいこと言われたのでこれでも問題ない。

結局のところ従事経験がない初心者ばかりだからどれが上手くいくのか不透明なのが大元の原因だ。


そして最後の畑に利用法も決め、今日まで2人で畑を耕していたところなのだ。

夏も目の前のため耕す作業は大変だ。


「うーん、昼までには終わりそうだね」

「・・・たぶんそれくらいだろう。そして午後から畝立てか・・・」

そう、まだ除草と耕起作業しか終わってないのだ。


俺がもっと農学に詳しければ不耕起栽培なんて楽そうな響きの栽培法を提案したが、

残念ながら前世日本の農業は衰退産業の後進国扱いだったから早々に進路先から除外していて単語以上は調べていない半知なのだ。

おっと、これは別に日本の農業がわるいといってるわけではない。ただ単純に日本の国土的に現代農業指向性に不向きだというだけで人為が介在する余地はほとんどない、という意味だ。

いつもながら、一体俺は誰に言い訳してるんだか。


そんな脳内遊びをしながら耕起作業を続け、予測通り昼には畑を耕し終えた。




 昼休憩をはさみ午後の作業開始だ。

ここからは作る物の違いからラックと分かれて作業することになった。


畝立ては練習はしたため出来てはいるが、練習とは規模が違うためさすがに時間がかかる。

あまり時間をかけるとスケジュールがずれ込むので避けたいんだが頑張るしか解決策がない。



 俺が最後の畑で作ろうと思っている作物はダイコンだ。

ダイコンといっても20日で収穫できるからハツカダイコン(ラディッシュ)と呼ばれるように、半月(45日)で収穫可能なことからハンツキダイコンと呼ばれているダイコンだ。

夏の下月2週目頃からフーホーも収穫でき、今度は3つすべての畑にフーホーを植える予定のため、実質4週(60日)間で種まきから収穫を終えないといけない時間的条件と、比較的強い野菜で難度が低いためこれを選んだのだ。

種は既に農林業者協会を通じて購入してるので畝立てば終わればまず俺側の畑の半分、1週間後にまた半分に種まきして、夏の下月1週目頃に収穫を終える予定にしている。



 作物の売り方は、

・商人に卸す

・店を開いて売る

・農林業者協会へ卸す

の主にこの3パターンだ。


商人に卸すのは基本的に作物が他区に流れることで、店を開いて売るは各家庭もしくは数家庭共同で店を出すことだ。

大体の区には人が集まる広場があって、そこで販売するのだ。


農林業者協会へ卸すは最後の手段だ。

基本的に売り値が安く、普通にしてたらここに卸すことはまずないのだ。

だが世の中には爪弾き者や身内の不祥事などで風評被害を受ける者もいて、商人や区の者は基本買わないため農林業者協会へ卸すしかないのだ。ここは安いが品質には公平なのだ。


今回うちの家庭が選択した売り方は店を開いて売るだ。

この区の感触を確かめるため共同で店を出そうとお隣さんと話しているところなのだ。主にうちの母とあちらの奥さんがだが。

互いの男衆は時期的に挨拶はする程度で、それ以上に関わり合う時間ないため親睦も兼ねているのだ。

お隣さんはトウモロコシを主に作っている農家で主に粉用なんだが、うちが根菜や葉菜を収穫する頃には丁度、未熟状態のトウモロコシができる頃なのだ。

未熟状態のトウモロコシは時期もので、おやつ感覚で焼いて食べるものだ。



その後、午前同様脳内遊びをしながら畝立て作業を続けた。





 数日後には先に畝立てを終えたラックが種まきをしているのをたまに見ながら畝立てをしている。

ラックは種まきしてるのは数種類の葉菜の種だ。

コマツナのようなチンゲンサイのようなものを中心に、俺があまり好きではない匂いが強いものの種までいろいろだ。

この都市の主菜は葉っぱだと思えるほど葉主義なので葉菜の種類、品種はたくさんあり、肉や魚に葉やその他野菜を添えるのではなく、葉に肉や魚、その他の野菜が添えられているのだ。

表現的にはそっちがあってる。


おかげで主菜は生草味(魚)肉風味であり、きわめて種類は少ない。

逆に主食が麦系、トウモロコシ系のパン食とジャガイモ系、フーホーの主に蒸かして食べるイモ(?)食の2つの主食が混在している。

そのためか、主食2品に主菜1品というみたいな食事もよくあり、献立がカオスだ。




さらに数日後には俺の方も1回目の種まきも終わり2回目の種まきまでしばらくのんびりできる夏の初めの頃の出来事でした。




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