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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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今は療養しかできない

 明日の抗がん剤投与のために点滴がつけられ、また頻尿かとがっくりしている。相変わらず下痢だし、今日はベッドとトイレの往復しかしてない。それなのに、すごく疲れた……。

 午後に、千歳が藤さんを連れてきた。


「この度は本当に……和泉さんに頼らなくても事態を動かせるように頑張るよ、今まで頼りすぎてた」

「いえ、そんなに大したことしてないですよ」

『大してる! ワシ頑張るからな』


 千歳が俺の肩をポンと叩き、俺は久々に千歳に触れてもらって、こんな時なのにくすぐったい気分になった。

 藤さんは言った。


「藪さんに協力してもらってニュース出したのは、事態を動かす一環で。でも和束美枝さんは気づいてないみたいですね」

「ニュース自体を追うのをやめちゃったみたいですね、でも彼女が事実を知るのもかわいそうだなと……」


 自分の産んだ子10人のうち、9人が実母に殺されてる。どういう地獄だ?

 藤さんは真剣な目になった。


「でも、いつかは知らなきゃならない。和束みやびを確保するなら、和束美枝さんも当然保護しないといけないから」

「それは……そうですね」


 和束みやびを止めるなら、和束美枝さんも保護しないといけない。そして、それはアタリの子の保護にもつながる。

 アタリの子だけは、どうか無事でいてほしい。手遅れにだけは、なりませんように。

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