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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
23シーズン

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たとえ親でも安心できない

 せっかく点滴が外れて頻尿が収まったのに、吐き気でずっと気持ち悪い。相変わらず味覚障害で、食べ物の味がしない。

 午後に、千歳が俺の父親を連れてきた。そうか、見舞いには来るのか……。


『一度来たいって言われてさ。大丈夫か?』

「大丈夫」


 俺が頷くと、父親はおずおずと言った。


「一応顔を見ておこうと思って……きつくないか?」

「ちょっと吐き気するけど、まあ平気。きつくても頑張るけどね」


 今現在すでにきついが、俺は虚勢を張った。それからまた言った。


「家族で呼べるのがお父さんだけだからさ、なんかあった時よろしくね」

「うん……」

「悲しいけど、千歳は同居人で家族じゃないからさ」

「わかった、いつでも連絡つくようにしておけばいいんだな」

「お母さんは来させないでよ」

「秘密にしてるし、上島ミツさんにもよろしく言ってある」

「わかった」


 千歳が俺のそばに来た。


『会えなくても、ワシ、できるだけのことするからな』

「ありがとう、いつも本当に助かってる」


 千歳の言葉は本当にうれしかったが、面会のあと俺はぐったりしてしまった。食べれてないし、貧血もあるし、元気になる要素が何にもないんだよな……。

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