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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第22シーズン

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竜の神社に行ってみたい

 2人で早起きして秋葉原まで出て、その後つくばエクスプレスに乗り、茨城のつくば駅へ。駅前で予約していたレンタカーを駅前で拾い、いざ一ノ矢九頭竜神社へ。

 つくば市は初めて来たけど、駅前の余裕のある空間といい、道の開け方といい、とにかく広く感じる。

 大通りに入って車を走らせる。千歳がキョロキョロしだした。


『狭山先生の通ってた大学、近くか?』

「左にあるね、今いるのが学園東大通りだから」

『木しか見えない……』


 確かに左には森しか見えない。千歳は目を凝らし、俺はしばらく車を運転していた。


『……え、まだ木だぞ? まだ学園東大通りか?』


 千歳は不思議そうだ。


「うん。狭山さん情報だと、筑波大は日本で2番目にでかいキャンパスの大学です」

『マジか!?』

「まあ、大学の全長より学園東大通りの方が長いらしいけどね。あ、もうすぐ一ノ矢九頭竜神社だ」


 ハンドルを切って通りから離れ、神社の駐車場へ。立派な神社だったが、古い印象が強い。

 2人で境内に入る。千歳がまたあたりを見回しながら言った。


『ここ、強い神がいるぞ』

「え、そうなの? どういう神様だろう」


 その時、ふと足下がぐらっとした。


「え? 何?」

『……異界だ!』


 千歳が警戒した声を上げる。さっきまでしていた木々のざわめきが聞こえない。上から声が降ってきた。


 [何をしに来た!]


 耳ではなく脳に響く声。この神社の神様!?

 見上げると、空の上に黒い竜がとぐろを巻いていた。


 [見たところとんでもなく強いようだが……ただでやられはせんぞ! 一矢報いてやる!]

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