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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
21シーズン

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番外編 雁ヶ音と一段落

 あれから数日経って。ちっちさんとは普通にやりとりをしている。


『あのカオマンガイ風の炊き込みご飯、レシピ教えてください!』

「いいですよー」


 月美ちゃんのことについても話した。月美ちゃんは昨日、無事に私の祖母のところへ住み始めたのだ。


「わりとおばあちゃん子だし、楽しくやれてるみたいです」

『そうですか、よかったです!』


 月美ちゃんと数日暮らして。私は心境に変化があった。

 私、他の人と暮らすの割とやれるなって。家事の分担もやれたし、自分以外の人が自分の部屋の物いじるのそこまでストレスじゃなかったし。私、一人暮らしじゃなくても暮らせるんだ!

 誰かと暮らすこと、考えたほうがいいのかな。いい年だし、一生一人でいると覚悟決めたわけでもないし、それはつまり。


「月美ちゃんと暮らして、誰かと一緒に暮らしたくなったんですよ。だから、婚活しようと思って」

『そうなんですか!?』

「まあいい年だし、ずっと一人でいようと思ってたわけでもないし」

『うちのどうですか!? 和泉とか!!』


 だいぶ前のめりな返答が来たな……。


「でも、和泉さんって婚活したがらないんでしょう?」


 結婚に積極的じゃない人と婚活してもねえ。


『そうなんですよね……なんか好きな人がいることはいるらしいんですよ、でも迷惑かけるからってその人に告白したがらなくて』

「へえー、どういう人なんでしょうね」

『ワシもわからないです。でもだいぶ惚れ抜いてるみたいで』

「誰なんでしょうね?」

『それも言うと相手に迷惑がかかるからって言わないんです』

「複雑ですね」


 ちっちさんとあんなに息ぴったりなのに、他に好きな人を作る余地あるんだ? バイタリティのある人だな。

 でも、ちっちさんみたいなきれいで優しい子と一緒に暮らしてたら、結婚する気なんてなくなっちゃうと思うけどね。

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