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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第12シーズン

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神の知らせを見定めたい

 千歳は和束ハルとの直接対決を引き受けたが、しかし。


『今すぐって話じゃないんだよなあ』

「相手が見つからなきゃ話にならないもんね」


 緑さんが帰っていった後、俺たちはそんなことを話し合った。


『うーん、とりあえず、米たくさん食べてよく寝て霊力蓄えとこう。組紐作りもあるし』

「そうだね、俺のお金でお米買っといて、子狐ちゃんたちに渡そうか」


 俺のお金で千歳にお供えをする、が千歳が強くなるのに重要という話だし。


『うん、ありがとう』


 その夜、九さんがいっしょに夕飯を食べようと誘ってきた。運ばれてきた食事は、白菜の味噌汁、イワシの丸干し、セリのおひたし、カブの炒め物。五葷も獣肉も抜きなのに気づいて、俺はあれっと思った。前この食事だった時は、確か宇迦之御魂神様が会いに来るって……。

 案の定、九さんが切り出したのはこういうことだった。


「宇迦之御魂神様がな、近々お主らに会うとおっしゃっている」


 宇迦之御魂神様は九さんの上司で、俺たちは助けてもらった並々ならぬ恩がある。

 俺は思わず九さんに聞いた。


「え、どういったご用で……」

『和束ハルのことか?』


 千歳の言葉に、九さんはうなずいた。


「くわしくはおっしゃらなかったが、おそらくそうじゃろうな」

『いい話か? 悪い話か?』

「わからぬ。宇迦之御魂神はお主らの味方じゃが……。しかし、わざわざお会いになると言うと、悪い知らせかもしれん」

『そっかあ……』

「そうですか……」


 いい知らせか、悪い知らせか。後で思えば、悪い話を踏まえての助言、というのが一番正しかった。

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