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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第9シーズン

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やりたいことを消化したい

 朝調べたら、バス一本で行けるところに献血バスが来てたので、ちょうど休みだし献血に行くことにした。それを千歳(朝霧の忌み子のすがた)に伝えると、不満げな顔をされた。


『もっとレバーとほうれん草食わせてから行かせようと思ってたのに』

「ごめんごめん、でもいつものご飯だって栄養たっぷりだし、大丈夫だって」

『むー……』


 千歳は眉根を寄せ、『ワシもついてく』と言った。


『ワシがついてけば、お前が途中で貧血で倒れても担いで帰れる』

「さすがに倒れることはないと思うけど……」


 今の姿の千歳に担いでもらうのはなあ。

 とはいえ、400ml血を抜かれたあとに酷暑にさらされるのを思うと、気分くらい悪くなるかもしれない。ついてきてもらったほうが無難かも。


「うーん、じゃあ、やっぱりついてきてくれないかな。具合悪くならないように気をつけるけど、念の為」

『よっしゃ、じゃあ行くぞ』


 そういう訳で二人でバスに乗り、献血バスが来てる駅まで赴いた。


『献血バス、あのイトーヨーカドーの近くのだね』


 俺は、駅の近くのそれらしきバスを指差した。


「じゃあ、ワシイトーヨーカドーで暇つぶしてるから、終わったらLINEしろ」

『うん、じゃあ行ってきます』


 俺は献血バスに向かい、受付に行って本人確認や同意書などの手続きを済ませた。体重も測ったのだが、前の健康診断より少し増えていて、56kgだった。おお、ギリギリながら健康体重!

 血液の比重なども確認され、俺は晴れて献血可能となった。採血前に、やたらジュースやお菓子を勧められて驚いたのだが、看護師さんに「水分と糖分をとってもらって血圧を維持してもらうんですよ」と説明してもらったので、とりあえずジュースは飲んだ。

 特に何事もなく400mlの採血は終わったが、採血後はバス内で30分休憩しないとダメ、とのことだったので、俺は備え付けのウォーターサーバーで水を飲みつつ千歳にその旨を連絡した。


『大丈夫か? フラフラしないか?』

「平気、多少違和感あるけど。献血前後は水分補給しろって言われたから、今いっぱい水飲んでるし」

『ゆっくり休めよ、時間になったら迎えに行くから』

「ありがとう、そういえば体重増えてたよ、健康診断の時より2キロ増えた」

『マジか!?』

「簡単な血液検査もしてもらった、結果届くの1〜2週間くらいかかるけど。でも血液の比重大丈夫だったし、貧血の問題はないと思う」

『やったー! 頑張って栄養取らせてた甲斐があった!』

「本当、いつもありがとう」


 千歳に、俺の体重が問題ないことを伝えた。俺の血液も、特に異常なさそうということを伝えた。

 ……これで、俺が突然死しても、千歳は『ワシは健康管理ができてなかった』みたいな、変な罪悪感を抱かないで済むかな。

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