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子々孫々まで祟りたい 〜転んで祠を壊しちゃったら怨霊が子々孫々まで祟りに来たけど「俺で末代」と言ったら怨霊が困り始めて子孫を残させようと奮闘しだした件について〜  作者: zingibercolor・種・がくじゅつてきあかげ
第25シーズン

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閑話 回復の喜び

 今日のおやつはホットケーキ。俺は中くらいの1枚、千歳は大きいの3枚。

 千歳がたっぷりのシロップをかけたのを頬張って言った。


『お前の仕事さー、今後どういう予定なんだ?』

「一応来週は4時間。それできつくなかったら、再来週は6時間でお願いしようと思ってる」

『あんま無理すんなよ、今日も仕事の後昼寝してたじゃん』

「大丈夫大丈夫。きつかったら調整お願いするし」


 俺はホットケーキにマーガリンをつけて。甘すぎない甘みと、マーガリンの塩気がおいしい。


『そうだ、ちょっと帽子外してみてくれないか?』


 髪が抜けた頭が寒いので、俺はだいたい医療用帽子を被っている。


「ん? うん」


 俺が帽子を外して見せると、千歳は席を立って俺の頭皮を覗き込んだ。


『おい! ちょっと生えてきてるぞ!』

「え、マジ?」


 頭をなでてみると、かすかながら産毛を感じる。おお! 復活してきてる!


『治ってきてる、治ってきてる!』


 千歳は喜びのステップを踏んだ。そんなに嬉しいの!?


「いやー、だいぶ長くハゲかと思ってたけど、良くなるもんだねえ」

『なあ、食い終わったら体重も測ってみろよ、増えてるかどうか見たい』

「はいはい」


 そういうわけで、食べ終わってから前と同じようにパンイチになって体重を測ってみると、50kgだった。


「おお! 2kg増えた!」

『やったな!』


 千歳が半裸の俺にぎゅっと抱きついてきたので、俺は変な気分になりそうだった。慌てつつ俺は言った。


「千歳のおかげだよ」

『うん! これからもいっぱいうまいもの作るからな!』


 千歳は満点の笑顔。そうだ、俺はこれからもずっとこの人と暮らしていけるんだ。こんな……こんな幸せが、この世にあるだなんて。

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