これからたくさん仲良ししたい
千歳と結ばれた日から。千歳は性的な接触はしてこないけど、普通に俺にくっつくのは好きみたい。夜のまったりタイム、ソファで俺の隣に座って体をくっつけてくる。
千歳が俺にスマホを見せてきた。
『なあなあ、今日の夕飯の写真、Blueskyでいいね10個ももらった!』
「おっ、すごいじゃん」
普通に答えたが、俺は千歳の体の弾力にドキドキしっぱなし。これまでずっと諦めてたけど、一度そういうことをして、可能性があるとはっきり示されると! 我慢できない!
しかし、俺の俺はまだ不安定。ちゃんとしてる時もあるんだけど、ちゃんとしない時もあり。でも、キスするくらいはいいよな……?
千歳主導だと、雰囲気というものが何もない。でも、俺からなら、多少はどうにかなるんじゃないか。普段からキスするのは、いいよって言ってもらえたしな……。
俺は、そっと千歳の肩に手を回した。
『ん? どうした?』
「えっと、あの、その……キスしていい?」
『ん』
千歳が目を閉じて唇を寄せてきたので、俺は千歳を抱きしめて、深いキスをした。すごく気持ちよかったけど、なんか……俺の俺が想像以上に元気になっているような?
ど、どうしよう、全然我慢できない。今すぐ千歳を布団に連れ込んで、いいことしたい。で、でもするときは事前に言えって言われたし……。
千歳を抱きしめたまま固まっていると、千歳が『どうした?』といい、俺の下半身に目をやり、気づいてしまったようだ。眉を寄せて不満げに言う。
『準備してないぞ?』
「ご、ごめん……理性ではどうにもならず……」
『しょうがないな、始末してやる』
始末?
不思議に思っていると、千歳がいきなり俺の俺を社会の窓から取り出したので、俺はびっくりしてしぼむかと思った。
「何!?」
『手でやってやるから』
「そんなのもあるんですか!?」
『嫌か?』
千歳は俺を見上げる。も、もう衝動が……我慢できない、全然我慢できない。
「あの……その……お願いしたいです……」
『おっけ』
そういうわけで一通りのことが終わり、千歳は俺のを受け止めた自身の手を見て、首を傾げていた。
『この中、本当に精子いないのか?』
「別に白いのって精子あるからじゃないらしくて……ほっとくと透明になるって」
『へえー! じゃあしばらく見とこうかな』
「いいから! 手洗って!」
『へーい』
千歳は洗面所に手を洗いに行き、戻ってきて言った。
『尻貸すより手でやるほうが楽だから、こっちでいいときはこっちでたくさんやってやるよ』
た、たくさんいいんです!?
で、でも、俺は千歳といちゃつくのをもっとしたい……たまには最後までしたいし、それ以前の肌と肌の触れ合いはもっとしたい……。
「あの……その……裸でいちゃついてから、最後に手でしてもらうのはありですか……?」
千歳はあきれた顔になった。
『店みたいなこと言うなあ』
「だって! 裸で触り合うの本当に気持ちよくて!!」
俺が魂の叫びを発すると、千歳は苦笑して『まあ、しょうがないな』と言った。
「ありがとうございます!」
しかし、千歳主導だと本当に雰囲気もクソもないな。俺、もう少しうまくやらなくちゃな……。




