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明日の俺は美少女です。  作者: 夜桜
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イケメンになった俺(下)

 とりあえず、この数分間で説明された内容をまとめると、


・俺はイケメン男子の人生と美少女の人生とを掛け持ちしている。

・俺が寝ると反対の人生に意識が飛び移る

・飛び移ったとき、前回の続きから始まる

・その2人は全くの別人で、絶対に会うことは出来ない。


 とまあこんな感じだ。

 俺がこれをメモしているうちに、悪魔は消えてしまった。なぜこんなことを俺にされたのかは教えてくれなかった。

 しかし寿命剥奪だとか呪いがかかるとかそういったことはなく、ただ美少女の人生を添付されただけなのだ。正直俺は女になりたいとは思っていないが、それでも美少女なら悪くは無いのではないだろうか。少なくとも昨日までの俺の人生よりはいいだろう。……というか、人によってはウィンウィンの条件じゃないのか?

 ……まあ、俺の考えるところではないな。きっと俺だからこの添付になったんだろう。


 悪魔によると、俺はもともとこの容姿という設定らしい。生徒証には赤城 悠雅(あかぎ ゆうが)と書かれた下に、さっき鏡で見た俺の写真が飾られていた。俺は紛れもなくイケメン男子になったのだ。

 俺はワクワクしながら制服を身にまとっていった。きっと今までの俺とは違う景色が見えるはずだ。


──こんなにも眩しい太陽を見たのは初めてではないだろうか。


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