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ありのままの私になれたなら  作者: たなばたばたばた
7/9

7話 崩壊

閲覧ありがとうございます!

今回もよろしくお願いします

夏休みが終わり、登校日、

珍しくすいちゃんの方が早く学校に来た。

すい「おはよー、って、えまちゃんがまだいない、

遅刻かな、珍しいねぇ」

すみれ「そうだよねぇ…」

噂をしていると、えまちゃんがクラスに入ってきた。

いつも通り話しかけようとしたが、ちょっと待った…。

いつもの明るいえまちゃんではなく、

目にクマができていて、赤く腫れた目。

正常じゃない。何かあったのかな。

えま「おはよ2人とも、…なんでそんな見てくるの?」

すい「いやえまちゃん!顔が酷いことになってるよ?!

何かあったの?!大丈夫?!」

そういえば、えまちゃん、LINEグループの

「雀茶仲良し3人組」に夏休み終わる寸前の数日、

既読もつけてなかったんだよな…。

きっと何かあったんだろうな。

すみれ「今日は学校が早く終わるから、放課後に話を聞くよ」


それからは始業式があって、少し担任から話があった後、

すぐに学校は終わった。

終わるまでえまちゃんが心配で仕方なかった。


私たち4人は学校から近いカフェに入り、

みんな何か飲み物を注文する。

すみれ「…で、何があったの、

無理に話したくないなら話さなくてもいいよ。」

私はえまちゃんにゆっくり何があったのか問いかけた。

口を開いて話そうとするえまちゃんだったが、

えまちゃんの目からは大粒の涙が溢れてきた。

えまちゃんは今は泣くことしかできないみたいだ。

落ち着くまで待つか…。私はえまちゃんの背中をさすった。


えま「…幼なじみが自殺したの。」

落ち着いたえまちゃんから発された言葉は残酷な言葉だった。

話によると、前に話していた幼なじみの涼音さんが、

弟くんと一緒に亡くなったらしい。

それからお葬式があって終わってからは、

ずっと泣いていていたらしい。夜もあまり寝れていないらしい。

すみれ「そっか…それは辛かったね……

その傷は癒えないだろうけど、

えまちゃんのそばにいさせて?私たちがいてえまちゃんが

少しでも楽になれるなら…」

えま「うん…ありがとう……」

すい「その子のことを忘れて、

ぼくたちと遊んで過ごしていこうよ!」

その場の空気が凍った。

すみれ「すいちゃん!そんな簡単に

忘れられるものじゃないよ!そんなこと言っちゃだめだよ…」

えま「…すいの言う通りかもね、

死んだ人のことなんて引きずるべきじゃないのかもしれない」

えまちゃんはすいちゃんの場違いな発言を

前向きに受け止めてしまった。

これで…いいのかな…。


それからえまちゃんは

私とすいちゃんと距離を置くようになってしまった。

グループLINEからも退会してしまった。

私はえまちゃんを1人にしたくないのに。

おこがましいかもしれないけど、

そばにいて慰めてあげたいのに。

時が経つにつれて、えまちゃんとの距離は離れていく。

夏休み終わりのテスト、いつも学年1位の

えまちゃんの名前がかなり下の方にあった。

それからしばらくして、

えまちゃんはトラックにひかれて死んだ、

と担任がクラスで発表した。

閲覧ありがとうございました!

次回もよろしくお願いします

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