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第104話
すると、ぴたっと生きている人間の女の子と隠れているタタの目があった。
その瞬間、二人ともびくっとして、驚いた。
「あなたは誰?」と生きている人間の女の子は目を大きくして、可愛らしい声で言った。
タタはそっと、反射的に隠れてしまった豪華な衣装の椅子の後ろからまた顔だけを出して、「……、タタ」と自分の名前をとっても小さな声で言った。
「たた」と生きている人間の女の子は可愛らしい声で言った。
「初めまして。たたちゃん。わたしはにこって言います。よろしくね」とにっこりと笑ってにこはタタにそう言った。
そんな人間の女の子、にこのことをじっとタタは熱い眼差しで見つめている。
するとにこはえへっと笑って、興味津々と言ったような顔で、とことこと歩いてタタの隠れているところに近づいてきた。
タタはにこがこっちにやってきて、慌ててしまって、どうましましょう、と言ったような混乱しているような顔をする。
するとタタの背後の闇に紛れ込むようにしてその姿を隠していた影の獣のカカがゆっくりとその大きな体を動かして、にこの前にその恐ろしい姿をあらわした。
そのカカのことを見て「うわ、でっかい猫ちゃん!」とにこはその可愛らしい顔をきらきらとさせてカカをじっと見つめた。




