表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/10

一章~別れそして出会い~

 それは一瞬の出来事だった。青に変わった横断歩道を俺と秋羅が渡っている時、もの凄いスピードでトラックが突っ込んできた。その時、秋羅が俺を突き飛ばしてくれてなければ、一緒に轢かれていただろう。

 俺はまた、助けられた―


「―いが、大河!」


「…!」


 身体を揺すられて、我にかえる。そこには目の回りを赤く腫らした千鶴がいた。

 悪い、一人にしてくれ、と何か言いたげな千鶴に呟き、俺は火葬場を出る。

 陽はとっくに沈み、暗い空には幾つか星が瞬いている。

 ぼんやりと空を見上げながら、¨あの日¨の事を思い返した―


 俺は小、中学、高校の始め、いじめを受けていた。小学校の頃は物を隠すとか可愛いらしいものだったが、中学からは一変、暴力が増えた。高校の始めも変わらなかった。そんな中、俺は秋羅に出会った。秋羅は俺をいじめていた連中を殴り―その後何故か俺の事も殴り―、友達になれと言ってきた。初めてだった。他人から友達になれと言われたのは。

 ¨あの日¨が無ければ、今の俺は此処にはいない。アイツには色々と迷惑をかけてきた。次はこっちがアイツに何かしてやる番だったのに、なんで…


『なんで死んじゃったんだってね。ケケケ』


「!」


 突然後ろから声が聞こえた。振り返るとそこには、

一体のかかしが立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ