第八話禁忌の天使
第八話禁忌の天使
「なあアウメア僕もついて行っても……」
トントン
「空気を読むんだぜパピー」
「パピーにはパピーの出来ることがあるんだから今は我慢して」
「お人形たちに言われたら残るしかない」
ガシッ
「そんな簡単に諦めたらダメですよエドさん、諦めなければ願いは叶う……とは限りませんが、頑張って叶わなかった方が多少は傷は浅くなると思います」
「叶わない前提じゃん、トホホ」
「エド、未来の私の記憶を見せてもらえない?」
「それは……見せていいみたいだから見せるけど先に言っておくけど精神的にくるよ」
「それでも未来の私の記憶を過去の存在である私自身には知っておく義務があります」
「そんな義務ないと思うけどな、送るよ記憶」
四十五秒後
「なん……ですか、これ」
ガバッ
「どどどどうしました、アウメア様?」
「……すみません、感情的になってしまいました」
「アウメア様が感情的になってるの初めて見ました」
「アウメアとその弟子の……」
「スティです」
「スティか、分かった。提案なんだけどさアウメアはいつも通りとして僕とスティと三人態勢で勇者の教育係をしないか?」
「私はいいんですけど……私より優秀な勇者沢山いますよね、どうして私なんですか?」
「この後召喚されるアリアが……」
「アリアが召喚されるのですか!?」
「召喚されるだけならよかったのだけど……」
「……なんですかその含みのある言い方、教えてくださいアウメア様!」
「未来でアリアが自殺した」
「……まだ確定してない未来ですよね、でしたら変えてみせます。なので私も全力で協力します、大切な後輩ですから」
「話がまとまったようなので、私とヴァルは向かいます。二人を任せましたよ過去の私」
「任せてください未来の私」
私は三人に別れの挨拶を済ませてヴァルと共に中立国シティールに向け歩み始めた。
二分ほどしてからヴァルがある提案をしてきた。
「なあアウメア、シティールに向かう前に少し寄りたい場所がある」
「理由を聞いてもいいですか」
「神族の情報を持ってる知り合いがこの時代ならいるんだ。そいつに会いに行きたくてな」
「今は神族の情報は欲しいところです。向かいましょう」
ヴァルが連れてきたのは洞窟だった。
「奴はここの奥に居る。失礼なことを言われても怒らないようにしてくれ、奴に悪気はない」
「分かりました」
そして私が紹介された人は
「あっ、ヴァルじゃんおひさ〜……隣の子混ざり物じゃん。いぇ〜いおそろだね〜、ほらハイタッチしよ」
「い、いぇ〜い?」
パァン
「それでどしたのヴァル」
「お前に神族のことを聞きに来た」
ヴァルはなぜ会いに来たのかを説明した。
「大変だね〜。父さんたちの一番の弱点はね暗いと力が出ないことかなぁ」
「どういうことですかヴァル」
「こいつは人間と神族のハーフなんだ。人間族からは天使と呼ばれているのがこいつらだ」
「そだよ。それで情報についてだけど……」
八分後
「情報感謝する」
「いいっていいって、全く役に立てなかったんだけどね」
「そんなことありません」
「あ〜りがとっ、今日から僕と君は友達だねぇ」
私たちが教えてもらった情報は、神族は夜になると力が半減すること、人間と神族のハーフが禁忌なこと、ハーフである天使は産まれる際親の神族の能力を半分奪って産まれることなどだ。
「アウメア言っておくがこんなだがこいつは天使十八人をまとめるリーダーなんだぞ」
「天使って禁忌なのでは?」
「神族は母数が多いからねぇ愛にも色々ってね」
「アウメア行くぞ」
「天使さん、情報提供感謝致します」
「そ〜んな畏まらないで友達でしょ」
そして私とヴァルは再びシティールに向かった。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来るときにしますね




