第三十一話聖王国潜入任務
第三十一話聖王国潜入任務
ヴァルとパメラさんで造った天使対策の兵器・天血殺を活かすならやはりタクトくんの能力と性格が合っている。
終戦のためならあの子は天使を躊躇して殺す。
神王の戦力を削がないことには何も始まらない。
情報戦のフォルスさん……私に友達ってグイグイ来ましたけど、いなくなると寂しいですね。
それにパメラさんの娘さん、レギンさんでしたか……レギンさんが神王を裏切ったことは既にバレてると思うし刺客を送り込んでくるのは明白です。
「そろそろ訓練を切り上げても良いのではないかアウメア」
「そうですね。天血殺も皆が使えるようになってきましたしコンビとしてもだいぶ良くなってきました」
「天血殺の精度も上げたいが、使用相手が捕虜しかいない。そこで提案だ、アウメア……我たちで一度聖王国に潜入しないか?」
「しかしフォルスさんが……」
「だからこそだ。フォルスの情報を確かめつつ兵器の性能上昇のために仕様テストプラス捕虜確保のため……絶対にフォルスの死を無駄にはしないために今動く必要がある。そのための威力偵察だ」
「分かりました。ですが師(先生)に報告をしてから向かいましょう。何かあってからでは遅いですから」
「そこはアウメアに任せる」
「訓練に関しては記憶具現化魔法を使用して神族・天使戦を体験してもらおうと思うのですが、ヴァルはどう思いますか?」
「それは良い考えだと思うが、具現化するならミーシャやパメラの記憶を具現化した方が神族・天使戦を最大限に体験出来るのではないか」
「そうですね、師とパメラさんなら幾度となく神族や天使と戦っているでしょうからこれからを考えればそれが一番良いと思います。ありがとうございますヴァル」
「礼には及ばない。我とアウメアの仲だろ」
私は弟子の一人のアスミを聖王国に連れて行くために声をかけた。
「ねえアスミ、私たち聖王国に潜入しようと思うんだけど、来てもらえますか?」
「メアちゃんの頼みならどこまでも行くよ」
「アスミには保険としてこの人形に憑依してから来て欲しいのです」
「それなら私は殺されることはない上に攻撃しやすいからね」
アスミの能力は物体憑依、これなら人形と神殺しの武器を同時に試すことも出来る。
まずは少しずつでも試して精度を上げないといけない。
失敗を恐れてアリアやカナタみたいになるのはもう二度と嫌ですから。
私はエドを呼び記憶具現化魔法を使ってもらうことにした。
記憶魔法に関しては私よりエドの方が優れている。
「エドさっき説明した通りだけど頼みますからね……上手くしてくれれば一日ぐらいならエドにつきっきりで相手も考えても……」
「全力でするからその時はちゃんと考えてくれよ!!」
エドが扱いやすくて助かります。
「しっかり考えますから安心してください」
私はエドに記憶具現化魔法で師とパメラさんの記憶を具現化してもらい、神族・天使戦の訓練で使用することにした。
あとは支度を整えてヴァルとアスミを連れて聖王国に転移で向かうだけです。
二十分後
「準備は終わりましたね、それでは向かいましょう。念のため転移するのは聖王国のすぐ近くの村にしましょう」
「転移は我に任せろ。それでは向かうぞ!!」
「お願いしますゴアちゃん」
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね
完結までに予定の五万文字は超えます
あと5〜20話ぐらいにしようと思います




