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第五十三話 時は進む

大変お待たせしました。

 レオンが風邪を引いてから、数ヶ月がすぎ春になろうとなっていた。


 春と言えば、進級の時期であり、テストの点数が非常に悪い人ととかが先生に呼ばれて、進級できんぞ。と言われたり言われなかったり。学園でも留年という制度はあるが中々残ろうと考える奴は居ないし、そもそも非常に頭が悪いやつはほとんどいない。


「もう、学園に居れるのも1年かぁ。」


「そうだな。今年も何かといろいろとあったな。俺は、騎士団に入るとか……希望とかないしな。ずっーと城に居るだけ。あれ、意外と暇なんだよな。こっそり逃げようと思ったけどな、護衛達にすぐみつかるんだよ。」


「そうなんか。僕は、どうしようかな。」


「(あいつなにも決まってないのか)」


「なんとかなる。学年トップさんはな」


「どうも。」


「うざっ」



 リナのおうちにて


「リナ。パパが読んでいるわよ。急いでいきなさい。」


「はーい。今行く。何の話だろう??」


 リナは疑問を持ちながら歩いていたため、絨毯がめくれていることに気づいていない。このままいくと躓くと思ったら、何故か左にそれ神回避をした。

「コンコン」


「入りたまえぇぇぇぇぇ」


 二人は、貴族の家にどこにでも置いてあるような椅子に座り、机越しに座った。ティーも用意されていたが、熱くて飲めないようだ。


「急に呼んでどうしたの?パパ」


「い、いや、そのな。お前ももう学園をあと一年で卒業になるからな。結婚相手を考えてもらおうと思ってな。」


「えぇええ。もう考えないといけないの?」


「え?学園を卒業するごろはもう成人しているんだぞ。後からでいいなど考えていたら結婚する相手がいなくなってしまうではないか。継いで貰えるような人を探さないといけないから貴族との結婚しか認めないからな。平民とか考えにもない。まだ、早いがお見合いの手紙なども届いている。少し見たらどうだ?」


「ちょっと見せて。」


 リナは、手紙と一緒に同封された写真をみていた。


「うわっ。き―」

「危ない。言いそうになってしまった。だって見た目がアレだし。」


「どうや。いい人でもいるのか?」


「てか、こんな歳の離れた人と婚約しないといけないの?だって、この人とか私より10歳も年上なんだよ?」

「歳とか関係ないぞ。あくまでも貴族の位が俺がいいから、結婚を申し込むやつがいるんだ。俺だってお前にそんな齢のやつとは結婚してほしくはないな。」


「位が問題なだけか。なるほど。」


「てか、レオン君とでいいぞ。この前は遠くまで二人で行ってきたのだろう。それほど仲がいいのであれば、結婚してからも仲良くして行けるとは思うけどな。齢な人と結婚してもどちらかが死ぬまでずっーと当たり前だが上下関係がある。楽しく生活できるのであればその関係でもいいが、嫌々結婚してからだと辛いぞ。」


「な……なんで急に持ち出しくるの?変な人と婚約結んだら、決別するから」


「え……それはや……やめてください。まあ、地位が低くはないからそのつもりはないぞ」


「なら、よかった。まだ一年はあるからじっくり考えるわ。」


「わかったぞ。一年も待っとらんが。」


 こうして、二人の会話が終わった。


「リナがこの家から居なくなってしまうのか……」


 そんな悲しげな声が薄っすらと聞こえたような気がした。



★

 二人の話があってから、十日ぐらいが過ぎた。

 何気ない日常であった。


★

 さらに二か月ぐらいたった。

 学園も三年になれたようだ。最後の年である。


★

 さらに三日たった。ある日のことレンはゼアンに呼び出されていた。体育館裏ではないことはたしかである。


「あのさ、俺は王子なわけじゃん。学園がおわるとさ、仕事が本格的に始まるわけですよ。側近の方もいるようになる。今は護衛として城に努めている騎士団の人がやっている。だけど、そうはいかないと言われていてさ、お前やんない?」


「へぇー。えええええええ。急に言うか。まずさ、側近はなにしているの?」


「えーと。俺も守る。」


「そんなけ?」


「そうだけど。なんか自分で言うのも変だよな」


「うん。今は友達関係でいるわけだけど、そういうふうにはいかないよね」


「あたぼーよ。まあ、城の中では上下をはっきりしておかないと周りの人から白い目で見られるどころではなく、品位にかかわってしまう」


「だよな。皆はあこがれる職業だろうけど、ちよっと迷うな」


「そ……そうか」


 二人の沈黙が意外と長かった。側近ということは殿下を守ることが第一となる。そのほかにもいろんな仕事があり忙しい仕事で大変な仕事である。ただし高給料である。城で働く人とは、三倍ほど違うようだ。


「まあ、考えておいてほしい。」


「わかったよ。」


さあ、考える猶予もそれほど長くはない。




次の話をかんがえてみましたが、

これが終わってからにしたいと思います。


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