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第五十一話 扇子のいいセンス

扇子は関係ございません

 さて、夏休みも始まったようだ。ゼアンがしつこく感想を聞いていた。


「久しぶり。夏休み前以来だな。俺なんか、ずっーと城にいただけだぞ。とてもつまらないし外出るだけでも護衛の人を二人も連れていけとか言うから、黙って出ようかと考えたわけ。でもさ、外出れなくなったら困るしな……」


「久しぶり。なんか大変だ。僕たちは楽しんできたよ。―と言ったようにね。でもさ護衛ついてないと盗賊などに連れてかれるかもしれないのだよ。そうしたら大変だと」


「まあ、それはそうだけどな。絶対楽しいに決まっている国外なんて俺は絶対に出れないしな……」


「どんまい。」


 二人が話している間に授業が始まりそうだ。二学期も変わらずに行われ、放課後になる

。

「レン君。帰りはどっか寄って―あ、もうさ、二週間たったと思うのだけど、確認していくの?」


「そう。ひとっ飛びで行けるから。確認してくる」


「いいと思う。いってらっしゃいのチューでもする?なんちゃって〜」


 転移魔法によって、ひとっ飛びではあるが、門をくぐる必要はある。入出国の管理はどの国もしっかりとしているため、出国していないと犯罪履歴を確認をするときばれてしまう。転移魔法を使う人はほとんどというか使えるのは一人ぐらいなので、国から脱出してきたと思われ牢屋行きとなる。白金貨3枚を払うと罰金という形で済むが、公爵家が白金貨100枚持っていると考えると、なかなか払えるという人はいない。偽造硬貨をする者もいるが重罪を重なることになるのが落ちだ。


「さてと、門を潜ったことだし、東の国の近くまで飛ぶか。」


 飛んだ。


「この前の門と同じところのはず。門兵の近くまで行くか。」


「そこの君。ギルドカードとかもっているか?」


「はい。ぉねがいします。」


「はい。大丈夫です。ようこそ、わが国へ」


「はい。どうも」


「さてと、ちゃっちゃか行こう。」


 歩いていると、前とは何か違うような気がしたようだが、まあレオンは気にしてないようだ


「ここだ。」


 ガラガラガラガラガラガラガラ


「おう。いらっしゃい。お前さんかい」


「お久さ〜。進捗状況はどうかなと思いまして」


「うぅーーん。意外と難しくての、なかなか苦戦しておるぞ。もうあと一ヶ月ぐらいまってくれ」


「わかりました。」


「おう。よろしくな。」


 短い話で済ませ、お店を出て行った。


「じゃあ。帰るか。」


 帰ろうと門の近くに行こうとしたらイキッている奴がいた。


「俺様な。将軍(国王)とであったことがあるんやぞ。すごいだろう?おい!どうだ?」


「はぁ。すごいですね―え、これってすごいのか?―」


「おい。すごくねぇなと考えていねぇだろうな」


「いや。一言も思ってない―嘘だけど―」


「そうか。じゃな」


「あ、ぁあ」


 何がしたかったのだろうか。その奴はフラフラと歩き始めた。そんなことよりも門を出ることにした。


「早いのだな。さっき来たばかりじゃないか?もう出ていくのかい?」


「はい。もう用は済んだので。」


「そうか。そうか。また、来てな!気を付けて」


「はい。ありがとうございます。」


 外に出ると大勢の人数で歩いている集団を見つけたようだ。


「もしや、これは参勤交代というやつか。めんどくさそうだ。転生する前も江戸に近かったから苦労一つもしたことはない。」

 

 見つかるといけないので、森の方で見つからないように転移をした。



次はどうしようかな?

12月31日に出そうと思っていましたのでご挨拶していませんでしたので、

一年間読んでいただきありがとうございます。

来年お願いします。よいお年を。

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