9 ついでに領内の悪人悪党どもを潰していく
社会の中にいる連中の処分は終わった。
その次は、社会の外にいる連中の成敗になる。
盗賊、山賊、海賊などなど。
悪さをしてる連中はあちこちに潜伏している。
それらをついでに抹殺していく。
居場所はマコトの能力で把握出来る。
心を読み、心を操作するテレパシーだけがマコトの出来る全てではない。
千里眼や透視なども出来る。
標的とする人物の居所を探知するといった事も。
これらの能力を使い、悪人悪党共の居場所を見つけていく。
見つけたら、兵隊を送り込む。
誰一人生かしておかない。
殺人・略奪で生きてる連中だ。
生かしておく理由がない。
実際、被害を受けた者達が大勢いる。
それらの無念を晴らすためにも。
二度と同じような被害者がでないようにする為にも。
一気に殲滅するしかない。
強制労働に使うのも危険だ。
監視が必要になる。
その為の費用と手間が重くなる。
そもそも刑務所などに入れるわけにもいかない。
最低限の衣食住を保証しなくてはならない。
たとえ、そこで労働をさせても割りにあうものではない。
税金が無駄だ。
よって、速やかな殲滅がもっとも効果的となる。
生かして罪を償わせるというのは戯言の類いでしかない。
生かしておく、それだけで負担がのしかかる。
その負担をするのは、マジメに働いていた、そして悪人悪党どもの被害を受けていた者達だ。
なぜ延々と悪人悪党のために稼ぎを割かなくてはならないのか?
極悪非道の所業としか言いようがない。
そんなわけで、マコトは悪人悪党共を皆殺しにしていく。
生きてるだけで周囲に負担をかける連中だ。
死んで初めて少しは世の中に貢献する。
マイナスがゼロになるだけでしかないが。
それでも、マイナスが消えるだけでも御の字と諦めるしかない。
そして、これから被害が出て来る事はなくなる。
警戒などに手間や費用を割かなくても良くなる。
まずはこれを喜ぶ事にする。
こうしてマコトの支配地域から犯罪被害が消えたえいった。
完全になくなったわけではないが、悪人悪党はだいぶ減った。
被害が減少していったので、まずは良しとした。
残った連中も時間をかけて確実に殲滅していく。
その第一歩は順調と言えた。
気に入ってくれたら、ブックマークと、「いいね」を




