10 与えた科学で発展させていく
支配地域の悪人悪党が消えた。
邪魔になる生涯は消えた。
これでようやく発展の土台が出来た。
今までは様々な形で邪魔が入った。
作業の邪魔をしてくる者もそうだが。
予算や資金を着服・横領する連中もいた。
それらが消えて、資本があるべき所に適切に使われるようになった。
その成果は大きい。
とはいえすぐに結果が出るわけではない。
なにせ、工具も機械これから作らねばならない。
資源の確保もしていかねばならない。
全てはこれからとなる。
それでも5年10年と時間が経てば変わる。
分かりやすいところでは町並みが。
細かなところでは家の中の様子が。
生活に便利な道具がそこかしこに見られるようになる。
製鉄所が作られ、蒸汽機関が作られる。
他にも様々な文物が出来上がっていく。
工業化が進んでいく。
ただ、ここまで来ると伯爵の支配範囲だけでは済まなくなる。
必要になる資源の種類は多い。
手に入れようとしたら国内各地から集めねばならない。
こうなると外への隠し事は出来なくなる。
それを見越してマコトは動いていた。
各地に出向いて洗脳を続けた。
少しでもやってる事ば露見しないように。
周りの連中が気付いて介入してこないように。
マコトの能力も上がっていってるので作業の手間は減っている。
洗脳の効果も範囲も子供の頃より格段に上がってる。
おかげで作業はかなり早く進んでいった。
「こんなもんか」
最後に残った王族。
その洗脳が完了した事で、国内統一が完成した。
あとは国をより豊かにして、自分の生活を更に快適なものにするだけ。
その為にも、科学をより発展させていかねばならない。
この時、マコトは20歳。
まだまだ長い余生をより良くしないと、生活が辛くなる。
そうはなりたくないので、まだまだ洗脳した者達を使っていく。
「三食昼寝付きのためだ」
目指すべき地点までは、まだまだ遠い。
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