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伯爵令嬢と戦槍の英雄  作者: カタナリン
3/3

3話 聖法国

サヒーフ聖法国


ムルタザク達の居るインヒヤール王国の隣国で大陸で多く流行っている 然玄教の総本山である


そんな国の中心部に聳え立つ天を見上げる程の塔、大陸で最も高い建造物 太陽のスラージュの地下50階

極秘会議室に人が集まっていた

その人数は13人 いずれの者も歴戦の猛者らしき気配を漂わせている


「法皇様の御成です」

入口から重なった女性の声が聞こえた 4人の侍女を侍らせた30代程と思わしき男がいた 髪色は金桜色プラチナピンクで群青色の感情が感じられないまるで闇のような眼で素人から見てもとてつもない値段がするであろう法衣を着ている


彼は28代法皇 グレゴリウス=ラッビア

長い歴史をもつ聖法国の歴代最強と称される法皇だ


そんな彼を筆頭にこの場には聖法国にとどまらず大陸最強クラスの猛者が集まっていた


聖法国 幻獣聖兵団総団長 傲慢のアロガンテ

肘をつき顎髭を弄っている 栗色の髪と髭の初老の男性だ 身長は少し低いがガッチリと引き締まっている筋肉質の体は岩の如し威圧を放っている そして 背には2mを優に超える戦斧を背負っている


聖法国 魔導聖兵団総団長 誠実のオネスト

腰ほどまで伸びている手入れの行き届いた淡い青髪の女性で腰に長剣を指しており 法衣を来ている 体つきは細っそりとしているが痩せている様には感じられず 研ぎ澄まされたような細さだ


聖法国 聖騎士兵団総団長 純潔のプレッツッア

全面兜フルフェイスを被っている為顔は見えないが白銀の鎧を身につけていて大振りの大剣を背負っている 他の者と比べても背が高く腕を組んでいる


聖法国 最高総司令官 正義のジュスティーツィア

金髪の青年で髪をオールバックに固めている 眼鏡の下から覗く瞳は刃物のように鋭い 軍服と法衣を混ぜたような服を着ている 左中指に付けている黄銀鉱と呼ばれる一流の魔具によく使われる指輪を付けていて 腰には小砲と呼ばれる武器を身につけている


聖法国 財務外交長官 強欲のアヴィディタ

性格が悪そうな蛇のような目をした金と紫色の髪をかきあげている青年で指には金の指輪を付けている 着ている法衣には目が痛くなるほどではないが大量の財宝が付けてある


聖法国 第1宗派総長 救恤のソッコルシ

優しそうな目付きをした高身長の男性で灰色の髪を切りそろえている 腰にはメイスを掛けていて優しさの裏にある暴力が感じられる


聖法国 第2宗派総長 勇気のカンディダート

赤銅色の髪を束ねている男性で荒々しい性格だったと思われるが今は1歩引いてるようでオドオドとしている 引き締まった体に態度からも見える技法は達人の域に達しているが他と比べれば数段目劣りしている


聖法国 魔獣対策長官 怠惰のピグリーツィア

肩までかかった茶髪の女性で怠そうに椅子に体重を掛け葡萄酒を仰いでいる 法衣を着ているが着崩していて神官と言った印象はない


聖法国 国外防衛長官 忍耐のパツィエンツァ

長い白髪の女性で椅子の横に杖を置いている 魔法使いと言えばのような見た目でで常に微笑んでいる 右手は薬指と小指が欠損している


聖法国 色欲のルッスーリア


聖法国 最高断罪官 暴食のアッブッファータ

肩にかかるほどの髪は黒く 金色こんじきの角が生えている 瞳は蛇のようで紅い 口から鋭い犬歯が覗いており 爪も長く鋭い明らかに人には見えない外見で左手で両手剣クレイモアの鞘を握っている 右手で物凄い勢いで出させた料理を食べている


聖法国 政務最高長官 知恵のサジェッツ

白髪混じりの茶髪で妖怪のように皺まみれな老婆だ 所々に若い頃は美しかったであろう痕跡はあるが今はもうそのようには感じられない 今はしっかりとした法衣を着ていて頭が硬そうな雰囲気を感じられる


聖法国 法皇護衛団大隊長 嫉妬のジェロージア

錫杖を携えた 長身の少年で幼い顔立ちをしている 髪は肩程で切りそろえられていて淡い緑 袖部分が長い法衣を着ている


そして1000年続く聖法国の28代法王にて憤怒神官のグレゴリウス=ラッビア


聖法国の未来を決める七美官と七罪官が揃った


今宵は聖法国で定期的に行われる 重要な会議リウニオーネが行われていた


議長役の正義担当神官ジュスティーツィア が口を開いた

「さて、今宵の議題だが ご存知と思う ジャディード大陸……通称新大陸についてだが…」



「そうねぇ 宝石類があれば欲しいなぁ~」


「…はぁ そんな物よりも御染苺みぞめいちごの確保が最優先だろう?」

御染苺とは新大陸と似通った生態系の離島で聖法国に位置するテッラディオ諸島の第1次調査の際に発見された実で食すと人ならざるものへと進化を遂げる


「この際 アタシらからも1人送るかい?」


「いいんじゃないか? そちらの方が確実だ」


「……俺 行きたイ」


「君はダメだ暴食の神官アッブッファータ


「ピグちゃんはどう?」


「んぇ めんどいぃ」


「ん~ こんな時に先代勇気コラッジョがいたらねぇ~」


「んへ? あっ すみません」


「そうよ~ ちゃーんと先代と同じように働いて貰わないと…」

今代勇気カンディダートは顔色を悪くし俯いた


「よさぬかオネストよあまり虐めてやるな」

今代純潔プレッツッアが止める


「まぁ 確かに前回の王国との戦争は痛かったな」

前回の遠征では14冠のうち勇気と怠惰を失い その他の参加者も痛手を負った


「王国筆頭騎士の実力は本物か、援護があったといえコラッジョを葬っている」


「あと あの雇われのやつ 私ら3人掛りで1人やられたんだけどぉ? 名乗る名などないとかなゆとか喚いててダサかったけども」


「…ふむ 話が逸れたな まぁいい誰が行く」


卑劣な笑みを浮かべて強欲が答えた

「なら オレが行こうか」


それを聞いた正義が答えた

「ふむ 貴様なら問題はあるまい だが 奪い過ぎるなよ?」


「ヒヒッ はいはい」

新大陸での利益を考えた黄金のアヴィディタは嗤った



聖法国のルール


神官は14冠と呼ばれる14人の神官を頂点にする実力主義の国家です その14冠には3人の予備七罪官がいてそれが慈悲、誓約、信仰が居ます 七大罪系神官が七罪官、七美徳系神官が七美官と呼ばれます 予備は14冠が死ぬ又は14冠を上回った際には繰り上げがされます まぁ例外に他の理由でなれなかったこともあります今代の怠惰神官などです

法王はその14冠の内最も強いなど様々な要因から先代法王が選びます

然玄教の教えはまたの機会に


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