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伯爵令嬢と戦槍の英雄  作者: カタナリン
1/2

1話 それぞれの想い

未熟な身ですがよろしくお願います。

セリオン伯爵領


王国の航海や魚介類の流通ほぼ全てを担っ

ているキルヤ侯爵領

北と南を別つ通行都市 アートロテック子爵領

王国最高峰の生産都市 エストルム侯爵領

そして この国の首都である王都を繋ぎ関税などで絶大な利益をあげている都市である


そんな都市の中心部に聳え立つ城の一室で窓から外を眺める少女が居た彼女の名は

ネイラ セリオン


この都市の領主の娘である


彼女には夢があった しかし その夢が叶うことは不可能に近い それは新大陸へ渡り未知なる生物や地形と触れ冒険をしたいと言うものだった


今から20年程前 まだ幼稚舎に通っていた時の一大ニュースと言えば新大陸へ渡る技術があと15年程で完成すると言うものだった それに伴い授業にも劇などにも新大陸が盛んに出てきた そして憧れた 好奇心旺盛な彼女にとって全てが未知で道端の草すらこちらとは一切異なる新大陸は文字通り夢のような場所であった


だか彼女の親は領主である

伯爵令嬢が新大陸へ渡るなどできる訳も無い

それに彼女の親は親バカで有名であった


命の危険が伴う新大陸に行けるはずもなく

許されることも無い


しかし夢を諦める事は出来ない


彼女は考えた 神童と呼ばれたその頭でそして思いついたのは傭兵を雇う事であった


傭兵は金さえ払えば頼もしい味方になる

金額にもよるが人殺しすら依頼できる

さらに上位の者達は超人の域に片足を踏み込んでいる者も少なからずいるそうだ


彼女は親から貰える月20万相当のお小遣いを怪しまれない程度に貯金していった

周りと家族には親思いの優等生を演じ

攻撃魔法や着火や毒の有無を確認する生活魔法なども覚え 必要になる道具も趣味と称して親にねだって買ってもらった


そして溜まった約3000万+学園の様々な最優秀賞を取りまくった800万 これだけあれば

巷で有名な彼を雇える


雲を掴むような困難な夢にあと少しで手が届くようになった彼女は1人で微笑みを浮かべた




「はぁ~ 何が盗賊団の殲滅だよ前金70万に報酬200万じゃ割に合わねーって」

非常に珍しい黒髪の青年がボヤいた

巨大な槍を担いでいる


辺りに血の匂いが漂い 槍には血が付いている

壁には所々赤い染みが付いており 抉れていたり 風穴の空いた死体がそこらじゅうに転がっていた


「新大陸にでもいくか? でもわざわざ金払って行くことになりそうだなぁ どっかの学者か物好きかが新大陸の護衛依頼してくんねーかな~ 1500万くらいで」

学者などは約30万 観光や娯楽で行きたいものは50万かかるが国に依頼された調査隊はむしろ給料が貰えるらしいが自分がなれる訳がない 可能性があるのは学者などの護衛だ



「俺の部下を殺したのは貴様か!」

規模は小さいが紛れもない戦地で考え事をしていたムルタザクの後ろから声が聞こえた

強者特有の鋭く張り詰めて気配を漂わせる男がそこにいた リーダー格の男とその側近らしき者 3名


「そっちから出てきて頂いてありがたいね」

装飾品らしき壺をリーダー格の男に蹴り飛ばした しかし横の側近らしき者がクレイモアで弾いた


「………なんだ?この威力は?」

ただ蹴り飛ばしただけのはずなのに異様な威力だった 手に持ったクレイモアに目をやると大きく凹み 少し欠けている


「何ものだ?貴様」


「俺はムルタザク マドカだ 聞いた事ねーか?」


「…そうか ではここで死ね」

威圧を与えるためドスをきかせた声で伝える

まるで聞いていないムルタザクが槍を構えた警戒しこちらも構えた時にはもう遅く 仲間の頭に槍が刺さっていた


「鈍いぞ」

そのまま1人の首を刎ね 流れるように先程壺を防いだ側近に突きを放つ

反応されたが クレイモアごと貫き 殺した


「あとはー」

命乞いを初めそうなリーダー格の男の首を刎ねた


「終わったな 思ってたより簡単だったが

人間相手は飽きたなぁ 本気で新大陸の事 考えるか」

ここまで読んでいただきありがとうございます。

投稿時期が不定期になると思われますがよろしくお願いします。

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