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すれ違いの中でも、ボクはキミを見つけに行く〜自分の為に嘘をつく詐欺(ペテン)師達は〜  作者: 華御羅


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22 嫉妬する双くん

ああああああ8月だ……。何がとは言わない。終わってない……。何がとは言わないが……。

「ふむふむ〜♡ 宮水朝陽ちゃ……『あさひ〜』、日和飛鳥チャン、東仁ノチャン、原優衣チャンか〜♡」


 話によると愛くんは趣味で漫画を描いてるらしく、人の体をよく描くから、ボクと仁ノちゃんの骨格が女の子じゃないと見ただけでわかったらしい。

 仁ノちゃんはともかく、ボクはバレたらホントにヤバいから……。でも、意外とすんなり受け入れてくれてよかった。


「見た感じ仁ノチャンと優衣チャンはカップルだよね〜♡? 飛鳥チャンとあさひ〜はボチボチって感じかな〜♡」

「いっ、いやいやっ! ボクと朝陽はなんでもないよっ!」


 ボクがただ一方的に片想いしてるだけですっ!そもそも朝陽は男の子なんだから……ボクの秘密を知ったら絶対離れちゃうだろうし……。


「オレは別に可愛い可愛い飛鳥ちゃんが彼女になってくれても嬉しいんだけどな〜」

「おいっ、朝陽っ! そんなこと簡単に言うなよっ!! ……あっ、なんでもないよ☆」


 バチッと双くんと目が合ってしまい、思いっきり睨まれた気がした。

 威嚇してる犬みたい……。

 とりあえず謝っておいたほうがいいよね?


「えっ、あっ……な、なんかごめん………?」

「もしかして双、飛鳥ちゃんのこと好きだった……?」

「違う!!! 言ったじゃん!! 俺、彼女作る性格じゃないって!!!!」


 『にゃはっ♡ 面白いねぇ〜♡』と目を細めて笑う愛くんをよそに、朝陽と双くんの間に微妙な空気が走る。

 なんなら仁ノちゃん暇すぎて寝ちゃってるんだけど!?

 優衣ちゃんに膝枕してもらって幸せそうだ。


「ん〜……うるせぇ……俺のこと……怒らせんじゃ……ねぇ……ぞ……」


 急に眉を寄せて不機嫌になったと思ったら、ベースみたいに低い声が病室を包み込む。

 仁ノちゃんって、朝陽の次くらいに怒らせちゃダメな子だよね……。

 朝陽と双くんはその圧にやられて大声で謝った。


「「ヒィッごめんなさいっ!」」

「にゃはっ♡ 一番怒らせちゃいけないの仁ノチャンかもねぇ〜♡」


 ほんのり顔を朱色に染めながら笑う愛くんは、モデルさんか何かなのかなと思ってしまう。全然どこも悪くなさそうだけど、入院してる時点できっと何かが悪いんだろうな。


「…………あ」


 一瞬、愛くんは顔を歪ませてしんどそうな顔になった。そのしぐさが、ついさっきの双くんの表情と重なる。


「あ〜♡ もうこんな時間か〜♡ これ以上いたら遅くなるからみんな帰っていいよ〜♡」

「えっ、あっ、わ、わかった! じゃ、じゃあね!」


 笑顔を作り直していたけど、やっぱりまだどこかしんどそうに見える。

 あ、愛くんに促されるままみんなで出てきちゃった……。仁ノちゃんまだ寝ぼけてるし。双くんは……愛くんと一緒に病室に残ってる……。


「……ケホッ。じゃあね……『また会えるといいね』」

「……え?」


 病室のドアの隙間から見えた愛くんは、さっきの楽しそうな表情とは全然違う、苦しそうな表情だった。

ああああああ8月だ……。何がとは言わない。終わってない……。何がとは言わないが……。


これを読んだキミ☆前書きと全く同じだって思ったでしょ☆?正解さ☆だって終わらないんd(((殴うるせぇ……By仁ノ

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