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『霧島華音』 ~不思議の依頼お受け致します。~  作者: hermina
第4章 『雷光のケモノ』
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38/38

『雷光のケモノ』 終

翌日。


昨日までの雷雨が嘘のような快晴。

勿論、雷獣・・・っていうか、鵺が去ったから。

残った雷獣の子供は、依子ちゃんと共に居る。依子ちゃんの使い魔的な感じで落ち着いたからだ。

まあ、依子ちゃんも『悪魔あんなことのコイン』があった所為で、多少の魔力を持っちゃっていたとはいえ、使い魔を持つには少なすぎる。

千佳ちゃんと同じく、定期的に『霧島華音』に通う事で其れを補う事になった。

・・・元々週1位で遊びに来てるから、いつも通りなんだけどね。

とまあ・・・そんな感じで、雷獣の一件は解決した。

解決したんだけど・・・


・・・

・・・

・・・


私の心は、雷雨の後の快晴の空のようには晴れない。

痛感した。私のチカラ不足ってヤツを。

楓ちゃんの時、そして鵺の時。私のチカラは通用しなかった。

いや・・・私のチカラなんかじゃない。

華音さんの生まれ変わりってだけで、華音さんのチカラの一部を借りる事が出来るに過ぎない私。

其れを私自身のチカラだと勘違いして・・・

もし、もしも楓ちゃんや鵺が完全な敵として、襲いかかってきていたら・・・

・・・私は死んでいる。2回も。


(どうした?香奈。浮かない顔だな。)


「かのんさん・・・」


(悩んでいる事は・・・己のチカラ不足ってところか。)


「ほんと、かのんさんはエスパーか何かですか?」


(何回も言ってるだろう?香奈はわかりやすいんだ。)


本当にかのんさんには敵わない。何でも分かってしまう。


「なら、私がどうしたいかも・・・分かります?」


(おおよその見当は付く。)

(アテがある。いざとなったら花子も居るんだ。コチラは任せておけ。)


「アテって言いますと?」


(狐のところだ。)


「桜井さんのところ??」

「桜井さんに修行を付けて貰うって事ですか??」


(まあ、それもあるが、狐の師匠がカナリ優秀なんでな。)

(そうだな・・・香織と一緒に行ってきたらどうだ?あいつも修行中の身だしな。)


「香織ちゃんと・・・はい、分かりました。」

「コチラの方は宜しくお願いします。」


こうして私は、てうしを離れ、修行に出る事になった。




−−−−−−−−−−




次回更新は、第5章『ヨウコの修練場』になる予定ですが、1月から忙しいので、一応、1月中の更新予定って事になります。

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