朝礼
「それで何なの?」
目の前で見る照の姿は想像よりも威圧感があった。
みゆの次に仲良かったとはいえ照との思い出はほとんどなかった。
偶然同じ高校に行ったことで最初は少しだけ話した事はあったが、高校に入ってからイメージが完璧に変わったこともあり、話すことはなくなった。
「話さないと分からないんだけど。」
「えっと、お願いしたいことがあるんだけど。」
「お願い?」
「うん。昔描いてくれたことあったでしょ。」
「描く?」
「オリジナルのキャラ……」
「は!!?」
教室中に響くような声が轟いた。
みるみるうちに照の顔が赤くなっていった。
「何言ってるの!馬鹿じゃない?オリジナル?何言ってるの!!?」
「何、マッキーそんなことやってたの。」
照は友人からの言葉によっていつもの調子に戻った。
「そんなことやってないよー。」
「えー。でもこの子がサー。」
「何かの間違いじゃないの?」
そういいながら照は逃げる様に教室の中に入っていった。
私は照を呼び止める様に話しかけた。
「八巻さん。すこし……」
「なに!?後にして。」
照は刺すに私を睨んだ。
「う、うん。わかった。」
「おはようー。」
後ろから、教師が入ってきたことによって完全に雰囲気が変わった。
出来ればすぐにでも用事を終わらせたかったのだがそうはうまくいかなかった。
今日中に決着がつけれる様に再度、気合を入れなおした。
後ろにいるみゆの存在があればこれからは更にうまくいけるような気がした。




